vol.643 腰回りの浮き輪肉をどうにかしたい人へ。
1日5分のヨガで目指す引き締め習慣

column

2026.05.29

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「昔はお腹周りなんて気にならなかったのに……」「お気に入りのパンツのウエストが少しきつくなった気がする」。そんなふうに、腰回りにいつの間にか居座ってしまった「浮き輪肉」に頭を悩ませていませんか?

腰回りの脂肪は、一度つくと変化を感じにくい部位のひとつです。しかも、がむしゃらに腹筋運動を繰り返すだけでは、なかなか実感につながりにくいのが現実です。

今回は、激しい運動が苦手な方でも無理なく続けられるケアをご紹介します。心身を整えながら、自分らしい理想のウエストラインを目指していきましょう。

なぜ腰回りに脂肪がつくのか?

「食べる量は変わっていないのに、腰回りだけが気になる」と感じる場合、そこにはいくつかの要因が考えられます。

原因①骨盤の歪みと日常の姿勢

長時間のデスクワークやスマートフォン操作で、猫背や反り腰になっていませんか?姿勢が崩れると骨盤が本来の位置からズレやすくなり、その周りの筋肉がうまく使われにくくなります。その結果、巡りが滞りやすくなり、腰回りのコンディションにも影響を与えることがあります。

原因②インナーマッスルの低下

お腹をぐるりと取り囲む「腹横筋(ふくおうきん)」は、天然のコルセットとも呼ばれる重要な筋肉です。ここが弱まると、体幹の安定感が保ちにくくなり、腰回りのラインが崩れやすくなることがあります。

原因③冷えと巡りの悪さ

腰やお尻周りは、冷えを感じやすい部位のひとつです。体が冷えると、巡りが意識されにくくなり、結果として脂肪をため込みやすい状態につながることもあります。ヨガやストレッチで体をやさしく動かし、温めることが大切です。

腰回りの脂肪を撃退するヨガポーズ

①ウエストの「くびれ」を作る:三角のポーズ(トリコナーサナ)

このポーズは、体側を長く伸ばしながら腹斜筋(横腹の筋肉)を使うため、腰回りの引き締めをサポートします。

【具体的な手順】
1両足を大きく開き、右足先を真横、左足先を少し内側に向けます。
2両腕を肩の高さに広げ、息を吸って背筋を伸ばします。
3吐きながら、上半身を右真横へスライドさせ、そこから右手を右足の脛(または床)に下ろします。左手は天井高くへ。

・ポイント
土台が安定すると、腰回りの筋肉がよりダイレクトにストレッチされます。

②体をねじって整える:ねじった椅子のポーズ(パリヴリッタ・ウトカタアーサナ)

「ねじり」の動きは、ウエスト周辺の筋肉を効率よく使うことにつながります。

【具体的な手順】
1両足を揃えて立ち、膝を曲げて腰を低く下ろします(空気椅子のような状態)。
2胸の前で合掌し、息を吸って背筋を伸ばします。
3吐きながら上半身を右へねじり、左の肘を右膝の外側に引っかけます。
4肘と膝で押し合いながら、さらに深くねじりを深めます。

・ポイント
肩だけでねじるのではなく、おへそを右側へ向ける意識を持つと、体幹部に意識が向きやすくなります。

③脇腹の脂肪を直接刺激:かんぬきのポーズ(パリガーサナ)

普段の生活では「体を横に倒す」という動作が少ないため、脇腹の筋肉(腹斜筋)は硬くなりやすく、脂肪が蓄積されやすい場所です。かんぬきのポーズは、片方の脇腹を最大限に伸ばし、もう片方をギュッと縮めることで、腰回りの「巡り」の改善が期待できます。

【具体的な手順】
1床に膝立ちになり、右足を真横に伸ばします。右の足先は正面、または右側へ向けます。
2吸う息で左手を天井へ高く上げ、指先までピンと伸ばします。右手は右足の腿の上に軽く添えます。
3吐く息とともに、上半身をゆっくり右側(伸ばしている足の方)へ倒していきます。
4左の脇腹が心地よく伸びているのを感じながら、深い呼吸を3〜5回繰り返します。
5反対側も同じ手順で行い、左右のバランスを整えます。

・ポイント
体を倒す際、上半身が前に倒れてお辞儀のような姿勢になりがちです。胸をしっかりと正面に向け、二枚の壁に挟まれているようなイメージで「真横」に倒すのがポイントです。

④体幹を支える:板のポーズ(プランク)

腰回りのラインを支えるための土台づくりに役立つポーズです。

【具体的な手順】
1四つん這いの状態から、両足を後ろへ伸ばし、つま先立ちになります。
2頭のてっぺんからかかとまでが、一直線の板(プランク)のようになるよう保ちます。

・ポイント
お尻が上がりすぎたり下がりすぎたりしないよう、お腹に軽く力を入れて安定させましょう。

成功させるための「+α」の習慣

運動の効果を最大限に引き出すために、日常生活で意識したいポイントがあります。

一つは「深い呼吸」です。
ヨガの基本である腹式呼吸は、それ自体がインナーマッスルのトレーニングになります。鼻から深く吸ってお腹を膨らませ、吐くときはおへそを背中にくっつけるようなイメージで。これだけで、代謝のスイッチが入りやすくなります。

また、意識したいのが「姿勢」です。
椅子に座るときは骨盤を立てて背筋を軽く伸ばすことを意識するだけでも、体の使い方に変化が生まれます。長時間同じ姿勢を続けず、1時間に一度は立ち上がるなど、こまめに動くことも大切です。

食事面では、極端な制限ではなくバランスを意識しましょう。脂質や糖質に偏りすぎないよう心がけながら、無理のない範囲で整えていくことがポイントです。

腰回りの変化は、一晩で現れるものではありません。しかし、毎日5分でも自分の体と向き合う時間を持つことで、少しずつ変化を感じやすくなります。
一度にすべてのポーズを完璧に行う必要はありません。テレビを観ているときやお風呂上がりのリラックスタイムに、まずは1分間「ねじる」ことから始めてみてください。
すっきりとした腰回りを目指す過程は、ファッションを楽しむ自信にもつながります。
理想の自分に向かって、今日から無理のない一歩を踏み出してみませんか?

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