vol.345 安全な水ときれいな衛生環境を叶えるために。
世界の取り組みと日本の取り組みを知ろう

column

2023.06.22

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前回は、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」がなぜ必要なのかを見てきました。
日本に住んでいると世界ではどのような状況なのかが見えにくいものです。

水の供給やトイレなどの衛生設備の整備が不足するとどうなるのでしょうか?
ただ、キレイな水が飲めない、トイレが自由に使えないというシンプルなものではありません。
前回も見てきましたが、安全な水がないことによる弊害は様々です。
世界が直面している水にまつわる問題に対して、改めてその取り組みを見ていきましょう。

前回の復習:「安全な水とトイレを世界中に」が求められる背景

水の供給や衛生設備の不足は、さまざまな問題を引き起こします。
代表的な問題は健康リスクの増加。
安全で清潔な水を利用できない状況では、人々は汚染された水を飲むことや不衛生な状態で生活することになり、水源由来の感染症や下痢、腸管感染症などの疾病リスクが高まります。
適切なトイレが不足している状況では、野外で排泄せざるを得なくなり、衛生状態の悪化、感染症のリスクの増加が引き起こされるのです。
こうした健康被害だけではなく、安全な飲み水が提供されず、トイレが整備されていない環境では、水の供給が不十分な場合、水を得るために長時間を費やす必要が生じます。特に女性や子供たちは、水源までの長い距離を歩いたり、水を運んだりする負担が増えるので学校への通学が困難になり学習機会が制限されます。
このように、持続可能な水の供給と適切な衛生設備の整備は、健康の改善、教育へのアクセス向上、経済的な発展につながる重要な要素です。

世界の取り組み

水にまつわる問題に対して行われている世界の取り組みは多岐に渡り、政府や関連機関、企業、NPO・NGOなどの様々な組織が支援を行っています。
水質資源管理の改善や衛生施設の整備、水と衛生に関する教育など様々行われています。
少し詳しくご紹介します。

ウォーターエイドの取り組み

ウォーターエイドはイギリスで設立された世界34ヶ国に拠点を置く国際NGO団体です。
ウォーターエイドは、「すべての人々がすべての場所で、清潔な水とトイレを利用し、衛生習慣を実践できる世界」をビジョンに掲げて、水の問題を抱える現地に合った解決策を実行しています。

物資や資金の支援をするだけでなく、電気ポンプ、ソーラーポンプ、ピット式簡易トイレなどの技術の提供や、水の確保だけでなく手洗いができる設備の充実や衛生習慣を普及するための取り組みの実施など、問題を抱える地域が今後継続して安全な水を利用できるような取り組みを実施しているのが特徴です。

ユニセフの取り組み

ユニセフでは、2030年までに世界中のすべての子どもたちが身近な場所で清潔な水を使えるように、様々な支援を行っています。
例えば、家の近くで安全な水を入手できるよう給水設備の設置や学校などで石けんを使った手洗い方法などを指導して、衛生習慣を身に付けられるように衛生習慣を指導、トイレの設置など取り組みは多岐に渡ります。

日本の取り組み

TAP PROJECT

日本ユニセフ協会と協力して博報堂や博報堂アイ・スタジオが企画・運営の中心となり、賛同した企業が運営しています。
この取り組みによって、ユニセフからマダガスカルの48校の小学校とコミュニティに対して、45ヵ所の井戸や貯水槽の建設などの支援活動を行ったり、またソーラーパワーや重力を利用してコミュニティに給水する簡易水道設備の建設も行われ、子どもたちが利用する学校などには飲料水用の浄水フィルターの配布などが実施されています。

その他企業の取り組み

その他にも、多くの企業が取り組みをしています。
トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓などを扱っている企業が、トイレや水栓などの水まわりの技術とノウハウを応用し、2025年までに1億人の衛生環境の改善を目指す取り組みを行っています。その中の1つで、簡易式トイレシステムや手洗いソリューションを開発しており、設置が容易で、少量の水で洗浄を実現し、45か国以上で現在利用されています。
別の大手企業は、「ウォーター・ニュートラリティー(Water Neutrality)」というコンセプトを立て、水の源である森林保護は重要視しており、水資源の保護を行なっている22団体に売り上げの一部を寄付して支援をするなど行っています。

水は企業だけではなく個々人も多く使用するものであるため、ひとりひとりの心がけが水を守ることにつながります。
例えば、食器を洗う時に水を出しっぱなしにしない、洗濯はまとめて行う、こういった日々の一人ひとりの小さなことの積み重ねが、地球規模で見ると大きな役割を担います。
ぜひ、他の国のこと、ととらえるのではなく、もしこの蛇口から安心な水が出なくなったら、と考えて、できることから始めてみましょう。

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参考
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/6-water/
https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_06/
https://www.asahi.com/sdgs/article/14674177
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/water_and_sanitation_sdgs/7999/
https://research.lightworks.co.jp/sdgs-06
https://www.mirai-port.com/people/1796/
https://eleminist.com/sdgs/goal/06
https://spaceshipearth.jp/sdgs6/#1
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/water_and_sanitation_sdgs/
https://www.who.int/news/item/30-08-2022-half-of-health-care-facilities-globally-lack-basic-hygiene-services---who--unicef


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