vol.094 色で感情が動く!?色が人の行動と心理に与える影響とは②

column

2021.04.23

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毎日忙しく過ごしていると、心身共に疲れを感じることはありませんか?
特にコロナウイルスの流行と共に、外出する機会は減り、室内での生活が増えた方も多いのではないでしょうか。

そんなとき、「色のチカラ」を借りてみるのはいかがでしょうか?
色にはそれぞれ特徴があり、私たちの心理や行動に大きな影響を与え、感情に訴えかけるチカラがあります。

前回、赤やオレンジなどについて触れてきました。
第二回の今回は、緑、青、紫などの寒色系をみていきましょう。

前回の記事はこちら
vol.069 色で感情が動く!?色が人の行動と心理に与える影響とは①

色のチカラと世界の色の活用方法

前回も述べましたが、私たちの視覚から入る情報のうち、なんと約8割が「色の情報」と言われています。
近年では、医療・福祉施設の中にも、カラーヒーリングやカラーセラピーなど治療としても使われていたりします。

このような治療に活用される理由 は、色には 自律神経を整える効果があるといわれているからです 。
自律神経は、人の体の調子を整えるうえで欠かせない神経。
自律神経が乱れてしまうことで、体や心に支障をきたすことがあります。
ストレスや生活習慣の乱れなど、私たちの生活は 自律神経が乱れがちなので、うまく色を活用することで、日々の活力にできるのは嬉しいですね。

こんなところで活用される色のチカラ

広告やデザインなどで意識されがちですが、
海外では、こんなところに色が持つチカラが活用されています。

例えば、アメリカの刑務所。
ピンク色が攻撃性を抑制するということで、刑務所の壁や囚人服でピンクが使用されていたりするそう。
他でも、イギリスのロンドンでは、自殺の名所だった黒い橋を明るい緑色に塗り替えたら自殺者が三分の一に減ったというようなこともあります。

色の与えるイメージ【青】

青の色には、静寂、冷たい、冷淡、冷静、保守的、内向的、誠実、信頼、平和、落ち着き、大人しい、知性、清潔、悲しみ、ゆううつ、精神的という意味があります。

ブルーは空の色。平和の象徴でもあります。
ですから、青が好きな方は、基本的にいつも平和であることを求めています。
また、青は冷たくもありますが、落ち着きをもたらせる色です。
FacebookやTwitterといった 企業でも摂り入れられており、信頼や信用、正当感といった要素を伝えるのに使用されていたりします。

その反面、「ブルーな気持ちになる」という言葉があるように、悲しさや落ち込み、憂うつと結びつけられることもあります。

色の与えるイメージ【緑】

緑には、安心安全、新鮮、平和、成長、健康、自然、バランス、癒し、どっちつかず、受け身、保守的、嫉妬、調和、裕福などのイメージがあります。
一見すると成長と保守的のような矛盾しているふたつのイメージと結びつく色です。
それは、緑は暖色でも寒色でもない「中間色」でもっとも刺激の少ない色でもあるからかもしれません。

ニュートラルな自分でいたいときや怒りを静めたいとき、頑張りすぎて疲れているとき、自分に優しくなりたい、そんなときに摂り入れるのがおすすめです。

緑は、植物をイメージさせるので、サステナビリティやオーガニックなどの面でも使用されることが多いです。

色の与えるイメージ【紫】

紫は、神秘的、芸術的、優雅、精神的、高貴、再生、情緒不安定、疲労感、葛藤、ストレスというような意味合いを持つ色。

平安時代、紫色は美しく、優しく、気品と知性を兼ね備えた色として人気のあった色ですし、
ヨーロッパでも大変貴重で高価な色として、高貴さのシンボルとして使用されてきました。

紫色は夜の空や宇宙を連想する色なので、神秘的なイメージや繊細な感性を与え、芸術的センスが欲しいときや、精神的に豊かでありたいというときに活用されます。
また、艶のある女性になりたいときや心身の不調から回復したいときに活用するのもお勧めです。

また、情熱の赤と冷静の青を混ぜた色である紫なので、その両面を持ちあわせていたりします。

いかがでしょうか?
好みの色、また今後摂り入れたい色などありましたでしょうか?
前回と今回で7つの色 をご紹介しましたが、それぞれの色を濃くしたり、淡くしたりすることで、多彩な色になりとまた意味も変わってきます。

その時のなりたい自分やありたい姿に合わせてお部屋の色を変えたり、洋服を変えてみるのもよし。
また、落ち着きたいときは空や海を眺めたり、リラックスしたいときは草原や森林に行ってみたり、情熱が欲しいときは夕日や朝日を眺めてみるのもいいかもしれません。

日本は四季折々、各地でいろいろな顔を見せてくれます。
春の菜の花畑や、夏のひまわり畑では黄色は元気をもらえ、沖縄の青の洞窟や岩手にある龍泉洞などでは幻想的な青の世界が広がっています。
新緑の季節には、京都の瑠璃光院では美しい緑が広がっています。
初夏の時期には北海道のラベンダー畑なども紫色が芸術性を色からも香りからも刺激してくれます。

ここであげた地域は一例ですが、ご自身の気分に合わせてお気に入りの場所を見つけておくのもいいかもしれません。
手軽に摂り入れられる色。
そのチカラを最大限生かして、色とりどり輝く毎日にしていきましょう。

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