vol.161 食べるものは自分への投資!「現代型栄養失調」が増えている現実!?

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2021.11.10

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手軽になんでも買え、便利で簡単に調理ができるものもたくさんあり、食べるものに困ることがない昨今、実は「現代型栄養失調」になってしまう人が増えて来ています。

お腹いっぱいにはなるけれども何となく疲れやすくてだるさを感じる、体が浮腫んでいる気がする、夜寝付きが悪い、または眠れない、などなどきちんと食べているのに体が言うことを聞いてくれない、なんて言うことはありませんか?

それは「現代型栄養失調」の兆候かもしれません。

「現代型栄養失調」とはどのようなものなのか、また、どのようなものを食せば良いのか、などをお話ししていきたいと思います。

現代型栄養失調って何?

「現代型栄養失調」または「新型栄養失調」と言う言葉を聞いたことがありますか?

戦時中、そして戦後しばらくは食べるものが手に入りづらく、食事が摂れず栄養不足に陥る時代でした。
しかし、現在は食べるものが豊富にあり、好きなものを好きなだけ食べられるような時代。

近年では、栄養過多、カロリー過多となってしまい、本来必要とする栄養素が欠けてしまって起きてしまう栄養失調のことを「現代型栄養失調」「新型栄養失調」と言うようになりました。
では、この新しい栄養失調になりやすい食べ方の例をあげてみましょう。

現代型栄養失調になりやすい食べ方とは?

大人になり、自分で仕事をするようになり、好きなようにお金を使えるようになると、ついつい食生活も自分の好きなものを選んでしまいがちではないでしょうか?

例えば…
①忙しくて調理している暇がないから手っ取り早くおにぎりやパンなどの炭水化物を選びがち!
②毎日インスタント食品で手軽に食事!
③ダイエットをしているからサラダだけにしよう!
④お肉が好きだから毎日お肉!
⑤油っぽいお菓子や甘いものでお腹いっぱい!
などなど…

もちろん炭水化物もビタミンもミネラルもタンパク質も脂質も糖分も大切な栄養素。
しかしながらある栄養素ばかりが中心となり、偏りがちな食生活になってしまうと他の栄養素が足りずに「現代型栄養失調」になってしまいます。
この「現代型栄養失調」は私たちが気付かないうちに実は体に大きな負担をかけているのです。

現代型栄養失調が体にもたらす影響とは!?

前述の例から探ってみようと思います。

①手っ取り早くお腹いっぱいにするとなるとたくさん食べてしまうものがごはんやパンなどの炭水化物

満腹感もあり、エネルギーとなる大変優れたものではありますが、糖分も含まれており、カロリーも高い為、空腹の状態でいきなり炭水化物を口にする生活をしていると糖尿病を引き起こす原因にも…

②忙しくて調理している暇がない、手軽なのがインスタント食品

インスタント食品にはさまざまな食品添加物が加えられていることが多いのも特徴。
腐敗からの安全性を高めたり、風味を良くしたり、食感を豊かにしたりとメリットもありますが、食べすぎてしまうと体の中に蓄積し、体調不良のきっかけとも言われています。
また、カロリーも高いので肥満の原因、糖尿病にも繋がります。

③ダイエットでサラダばかり

ビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜。
サラダもたくさん食べるとお腹が膨れる感じがしますが、数時間経つとすぐにお腹が空いてしまい、ついお菓子で満たす…なんて言うことも…。
生野菜ばかり食べていると体を冷やし体に負担をかけるケースもあります。
また油分や糖分、タンパク質が足りないと肌荒れを引き起こすきっかけにもなります。生理痛がひどくなるなどの婦人病を引き起こすことにも…。

④タンパク質豊富なお肉を毎日食べる

タンパク質は筋肉を作る組織に吸収を促してくれる大切な栄養素。
肌や髪を綺麗に保つ役割もしてくれるのがメリット。
しかしながらタンパク質を取り過ぎてしまうと、カロリー過多となり、肥満を招いてしまったり、体に吸収されないタンパク質が腸内環境の乱れを引き起こしたりもします。
また、肝臓や腎臓にも負担がかかり、内蔵疲労へもつながります。
焼肉をついつい食べ過ぎてしまって、胃もたれする…なんて経験はありませんか?
腸内環境の乱れ、内蔵疲労は体全体に影響を及ぼし、繰り返しているとさまざまな成人病に陥ることにも…。

⑤お菓子が大好き、お菓子がごはん

お菓子はおやつ。
食事と食事の間に少し食べる分には癒しになりますが、お菓子をごはん代わりにしてしまう人は要注意。
お菓子には油分や糖分が多く含まれており、カロリーも高い為、食べ過ぎてしまうと満腹に満たないうちに1日の成人の必要カロリーを一気に超えてしまい、しかも必要な栄養素は摂れず、肥満、肌荒れ、疲労、そして成人病へと進んでしまいがちです。

ハーバード大学でも食事の研究を!?

ハーバード大学のあるアメリカ。アメリカと言えば、ジャンクフード先進国的なイメージがありますが、実はアメリカ、健康志向がものすごく高い国でもあるのです。

アメリカはオーガニック先進国でもあり、野菜の摂取を多く推奨しながらも、炭水化物、タンパク質、糖分(果糖)をバランスよくガイドしています。
アメリカの推奨する食事の在り方をハーバード大学も同様に推奨しているのです。

ハーバード大学では、丸いプレートで表を作り、プレートの半分を野菜と果物(野菜が多め)、プレートの4分の1を全粒穀物、プレートの4分の1を良質なタンパク質 という形で健康的で栄養の偏りがなく、病気にならない食事の取り方を表にして推奨しています。

また、オイルを使う場合は良質なオリーブオイルやヒマワリオイルなどの植物オイルをオススメしています。
健康維持に欠かせない「オメガ」が豊富に含まれているナッツオイルなども良いでしょう。

ハーバード大学での研究は、世界最高の食事術とされ、食べる投資とも言われています。

食べるものは自分への投資

ハーバード大学の食事術を実践した方のほとんどが、普段の生活のストレスが軽減されたと言う話もあります。
仕事 が忙しく、時間がないから素早く食べられるものを選んでいると食事ですらストレスに感じられるかもしれません。

1日3食、1ヶ月で90食、1年で約1000食もの食事を私たちは摂っています。
そんな毎日の食事だからこそ、バランスの取れた質の良いものをゆっくり噛んで食べることによって、ストレス緩和になるのではないでしょうか?
食べてはいけないものはありません。
バランスを大切に旬のものを味わい、いろいろなものを楽しみながら食べることこそ、「現代型栄養失調」を避ける方法でもありますし、健康的で病気にならない食べ方なのです。

「You are what you eat」「人は食べたものでできている」と言う健康を保つ為の格言もあるくらい。
食べることは自分への投資!
健やかに生きるためにも、食事で自分自身にご褒美を。
くれぐれも「現代型栄養失調」となりませんように一度食事を見直し、ご自身と向き合う時間を作ってバランスの良い食事を楽しんでいきましょう。

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参考
https://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/healthy-eating-plate/

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