vol.202 エディブルフラワーの基礎知識。
食べられる花でいつもの食卓に彩りを

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2022.03.16

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最近、お料理でよく見かけるようになった食べられるお花「エディブルフラワー」。

お洒落なケーキやサラダなどの飾りつけに使われているのを目にしたことがある方もいるかと思います。
彩り豊かな食卓で、喜びや心の癒しとしてエディブルフラワーを活用している人が増えていますが、エディブルフラワーとはどういったものなのでしょう。

エディブルフラワーはただの飾りではなく、ビタミンやミネラルなどの栄養を多く含み、野菜と同じようにエディブルフラワーで心と身体の充実が図れることをご存じでしょうか?
今回は、私たちの食卓を彩る食べられるお花「エディブルフラワー」についてみていきましょう。

エディブルフラワーの基礎知識

「エディブルフラワー」は、英語で「Edible(=食べられる)Flower(=お花)」。その名の通り、食用花を指します。エディブルフラワーを活用することで、その自然の美しい色合いを効果的に用いて、テーブルを華やかに演出することができます。
大前提は、食用として毒性がないこと、また、無農薬や低農薬でつくられて生でも食べられる種類の花であること。

※庭でよく育てられている植物の中には毒性を持つものがありますので注意しましょう。

エディブルフラワーの種類は?

エディブルフラワーには、大きく2種類のタイプがあり、ハーブティーやクッキーなどに乗せて使うことが多い「ドライタイプ」と、サラダや天ぷら、ケーキなどに使われる「生花タイプ」があります。
例えば菊やカモミール、カーネーション、桜、サフラン、デージー、ハイビスカスやひまわりなどをはじめとして食べられている花は約70種類もあります。

エディブルフラワーの歴史

エディブルフラワーが日本で導入されたのは1980年代ですが、お花を食べる文化は日本でも古くから親しまれてきました。
世界をみても、古代ローマではバラやスミレの花、古代のネイティブアメリカンはサボテンの花や花粉を食用にしたとされ、中国では古くからボタンやクズなどの花を漢方に使用しています。

エディブルフラワーの栄養価

ヨーロッパではハーブや野菜と共に、エディブルフラワーも日常的に使われていて、実は野菜同様にとてもヘルシーな食材。

例えば、誰もが知るパンジー。
パンジーにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1が豊富です。
また、菊でいうと、βカロテン、ビタミンC、葉酸、ミネラルと栄養価が高いとされています。他にも、バラの花は食物繊維が多く、バナナの10倍の含有量と言われており、便秘改善効果が期待できるので女性にオススメです。

このように種類によってその栄養成分は異なりますが、細かくはビタミンAに変わるβカロテンやビタミンB群、C、カルシウムや鉄、カリウム、ミネラル、食物繊維などのほか、ポリフェノールなどが含まれています。

エディブルフラワーの活用例

エディブルフラワーで華やかにデコレーションされたデザート

シンプルなケーキや普段よく作るパンケーキも、エディブルフラワーを飾るだけで特別で華やかな雰囲気を演出できます。
他にもプリンやゼリーにのせたり、クッキーに混ぜて焼くなどもできます。

エディブルフラワー入りの氷

製氷皿に水を入れ、そこにエディブルフラワーを入れて凍らせておくだけ。
いつもの氷が一気におしゃれを演出してくれます。
お友達がきたときや、ご家族でのホームパーティーのときなんかにいかがでしょうか。

新鮮野菜とエディブルフラワーのサラダ

普段、何気なく食卓に並ぶサラダ。そんな何気ない1品のサラダにエディブルフラワーをプラスすることで、食卓が楽しくなるはず。

エディブルフラワーで簡単華やかちらし寿司

いつものちらし寿司の上にエディブルフラワーを載せるだけ。
それだけでも華やかなちらし寿司がさらに華やかさを増します。
サーモンのオレンジやマグロの赤、卵の黄色などに加えて緑や青、ピンクなどがプラスされるとさらに食卓が楽しくなるでしょう。

料理は、視覚でも「おいしい」と感じるので、目で見るおいしさを追求するのも、おいしいと感じてもらうための大事なスパイス。
お花たちがあなたのアイディアで日常の「笑顔を」「楽しさを」「驚きを」倍増させるのに一役かってくれること間違いなしです。
ぜひ、みなさんもエディブルフラワーを取り入れてみてください。


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