vol.645 6月8日は「世界海洋デー」。
世界海洋デーに考えたい海の現実と今日からできる小さな行動

column

2days ago

SHARE

私たちが住むこの地球を宇宙から眺めると、何よりも先に目に飛び込んでくるのは、輝くような深い「青」です。地球表面の約70%を占める海は、まさにこの惑星のシンボルであり、すべての生命の源ともいえる存在です。

忙しい毎日の中でも、ふと「海を見てリフレッシュしたい」と感じることはありませんか。広がる水平線や、規則正しく寄せては返す波の音には、不思議と心をゆるめてくれるような感覚があります。

そんな私たちにとって身近な存在である海ですが、その穏やかな水面の下で、今、さまざまな課題が起きていることを、私たちはどれほど意識できているでしょうか。毎年6月8日は、国連が定めた「世界海洋デー(World Oceans Day)」です。この日は、海が私たちに与えてくれる恩恵に目を向けるとともに、私たちの暮らしが海に与える影響についても考えるための大切な1日です。

世界海洋デーとは?

世界海洋デーは、毎年6月8日に定められています。
その始まりは、1992年にブラジル・リオデジャネイロで開催された地球サミットにさかのぼります。
この会議の中で海の重要性が提唱され、その後、2008年の国連総会で公式に認定されました。現在では、世界各地でさまざまなイベントや教育活動が行われています。

この日の目的は、海の役割や恵みに目を向けるとともに、海洋環境の保全について世界中の人々が意識を高めることにあります。
普段はあまり意識することのない「海」という存在を、少し立ち止まって見つめ直す日ともいえるでしょう。

私たちの生活と海のつながり

海は、遠い存在のようでいて、実は私たちの暮らしと深く結びついています。
たとえば、私たちが日々呼吸している酸素の多くは、海に生息する植物プランクトンによって生み出されているといわれています。つまり、海は地球規模で「空気」を支える大切な役割を担っているのです。

また、食生活においても海の恵みは欠かせません。魚や貝、海藻など、日本の食卓には海由来の食材が多く並びます。さらに、海は気候のバランスを保つ働きも持っており、私たちが過ごしやすい環境を維持する一助となっています。

加えて、海には目に見えにくい価値もあります。たとえば、海辺で過ごす時間や、波の音を聞くひとときに、気持ちが落ち着いたと感じた経験はないでしょうか。
これはあくまで一般的に言われていることですが、自然に触れることでリラックスした気分になる人も少なくありません。

海で起きている問題

現在の海は、さまざまな課題に直面しています。代表的なもののひとつが、海洋プラスチック問題です。
毎年、約800万トンから1,200万トンものプラスチックが海に流れ込んでいると推計されています。これらは波や紫外線の影響で細かく砕かれ、「マイクロプラスチック」となります。そして、食物連鎖を通じて、私たちの生活にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。

「2050年には、海にいる魚の総重量よりもプラスチックの重量の方が重くなる」という予測もあり、こうした問題は決して遠い未来の話ではなくなりつつあります。

また、地球温暖化による海水温の上昇も深刻な課題です。水温の変化は、サンゴの生育環境や魚の生息域に影響を与えるとされており、海の生態系全体のバランスに変化が生じる可能性があります。さらに、水温の上昇は台風の勢力に影響を与える要因のひとつともいわれており、私たちの暮らしにも関わる問題です。

加えて、乱獲や環境の変化によって魚の数が減少するなど、生態系のバランスが崩れることも懸念されています。こうした問題は、一見すると遠い世界の出来事のように感じられるかもしれませんが、私たちの生活とも無関係ではありません。

今日からできる、海を守るためのアクション

「海の問題は大きすぎて、個人にできることは少ない」と感じるかもしれません。しかし、海へつながる最初の一歩は、私たちの日常生活の中にあります。

まず、「プラスチックとの向き合い方」を見直すことです。マイボトルやマイバッグの持参、過剰包装を避けるといった小さな積み重ねが、海へ流れ込むごみの削減につながります。
次に、「選ぶ意識」を持つことです。魚を購入する際に、持続可能な漁業で獲られた証である「MSC認証(青い魚のマーク)」などを参考にすることも、海の資源を守る行動のひとつです。

そして、「排水への配慮」も大切です。私たちが使用した洗剤や油は、下水処理を経て最終的に海へとつながっていきます。環境に配慮した洗剤を選ぶことも、身近にできる取り組みのひとつといえるでしょう。

世界海洋デーは、海の大切さを改めて見つめ直すためのきっかけとなる日です。私たちの暮らしは、知らず知らずのうちに海の恩恵に支えられています。
海は決して遠い存在ではなく、私たちの日常とつながっています。100年後の子どもたちが、今と同じように、あるいは今以上に豊かで美しい海を見ることができるかどうか。それは、今日からの私たちの選択にかかっているのかもしれません。
6月8日、世界海洋デー。いつもより少しだけ海のことを思い出してみませんか。その小さな意識の積み重ねが、これからの地球をやさしく支えていくはずです。

RENOVO TEMPUS Treatment<レノーボ テンプス トリートメント>のご紹介
うるおいあるふんわりまとまる髪へ
エイジングにより変化した髪をうるおいあるふんわりまとまる髪へ導きます。
アロマはベルガモットオイル、バジルオイル、ラベンダーオイルなど100%天然の精油のみをブレンド。フレッシュなハーブの香りが心地よくリラックス感のある爽やかな香り。

recommended posts

PAGE TOP