vol.230 雨の日に髪が広がってしまう原因とケース別対処法

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2022.06.10

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梅雨になると髪の毛が広がってまとまらない、という経験はありませんか?

これは、髪の毛が空気中の水分を吸収してしまうからです。とくにダメージヘアだと水分を吸収しやすく、髪の毛が広がりやすい傾向にあります。

逆に言えば、ダメージをケアした上で毛髪の水分吸収をコントロール出来れば髪の毛が広がりにくく、まとまりやすくなる、ということでもあります。

では、具体的にどんな方法でダメージケアを行えばいいのでしょうか?普段のダメージケアばかりでなく、湿気が多い日でも髪の毛が広がらず、まとまりやすくなるケアには、どんな方法があるのでしょうか。詳しく見てみましょう。

髪の毛が広がってしまう原因

はじめに述べた通り、梅雨の時期などに髪の毛が広がってしまう原因は、髪の毛が水分を吸収してしまうからです。とくに、くせ毛や猫っ毛の方は、水分の吸収によって髪が変化しやすい性質を持っています。

加えて、ダメージヘアの方も髪の毛が水分を吸収しやすくなっています。この要因の一つは、髪の表面にある「キューティクル」が傷ついてしまっているからです。

キューティクルのはたらき

キューティクルとは、髪の表面を形成している組織です。ウロコ状になっており、一枚一枚、重なり合って構成されています。

ダメージヘアはキューティクルが傷んでしまい、キズがついていたり、一部がはがれ落ちてしまっていることもあります。これはキューティクルにところどころ穴が開いた状態です。このダメージ部位から水分が入り込みやすくなり、髪がより水分を吸収しやすくなってしまうのです。

ダメージヘアの原因

ここにダメージヘアの原因をいくつか挙げます。心当たりがある方は、ケア方法をチェックしてみましょう。

カラーリング、パーマ
アイロン、コテ
ブラッシング、枕やタオルによる擦れ
紫外線

それぞれのダメージには、ふさわしいケアが必要です。

「ダメージヘアだから、とにかくトリートメントをすればいい」というものではありませんので、お気を付けください。

髪の広がりを防ぐ正しいケア方法

髪が広がらないようにするには、正しいケアが必要です。それぞれの原因に合ったケアを選びましょう。

くせ毛・猫っ毛など髪質が原因の場合

髪質が原因の場合は、髪の水分量をうまくコントロールするようなケアが必要です。これにはシャンプーが大きくかかわっています。

シャンプーの洗浄力が強すぎると、特にキューティクルが少ないとされる髪の細い方ではキューティクルを傷つけやすくなることにつながるので、洗浄力がマイルドなものを選びましょう。保湿性が高い ものを選ぶと、髪に十分な水分を抱えることができがふくまれるため、それ以上水分を吸収しにくくできます。するのを防ぐことができます。

スタイリングの時にオイルタイプのスタイリング剤トリートメントや流さないタイプのトリートメントを取り入れるのもおすすめです。髪の表面をオイルでコーティングし、水分の過度な吸収を防いでくれます。反対にミストタイプなどは、水分が主成分になっているので選び方を工夫しましょう。ものは控えましょう。

カラーリング、パーマが原因の場合

カラーリングやパーマが原因の場合は、美容室でしっかりとトリートメントをしてもらうことが大切です。トリートメントの効果は日数が経つと失われてしまうので、定期的に通うことも考えましょう。

カラーリングやパーマをするときは、薬剤を用いて髪のキューティクルを開き、内部へ成分を浸透させるような仕組みを利用しているものが多いです。その後キューティクルを閉じる処置を行うのですが、閉じるような意識をしないとダメージに繋がる可能性があります。普段のホームケアでも、キューティクルを閉じるようなケアを意識して取り入れることで、髪の広がりを抑えることができます。

これに大きくかかわるのはドライヤーです。髪が濡れるとキューティクルが開きますので、この状態が続くとはがれやすくなります。根元から順に毛先までしっかりと乾かすようにすると、キューティクルが正常な状態に整います。

アイロン、コテが原因の場合

アイロンやコテなど熱によるダメージが原因の場合は、必要以上の熱が髪に当たらないようなケアが必要です。

ドライヤーを使う時には髪に近づけすぎない 、アイロンやコテの説明書に記載されている通りの秒数や使用方法を守る、といった使い方がポイントになります。

髪が傷むからといって、温度を下げて使う方もいますが、これではスタイリングに時間がかかり、繰り返し熱や物理的な力を加えてしまいます。これは かえって髪を痛めてしまったり、朝のセットが夜まで持続しないことにもつながる可能性もあります。

適度な温度で短時間にカールやストレートを作る方が、髪の傷みが少なく、広がりを抑えることにつながります。

ブラッシング、枕、タオルが原因の場合

ブラッシングや枕、タオルなどの摩擦が原因になっている場合もあります。ブラッシング・タオルドライの方法を見直すと同時に、素材にも注目しましょう。

ブラシや枕、タオルなどと髪の毛がこすれると、静電気が発生します。静電気は髪同士をくっつけてしまうことで、物理的な力によってキューティクルをはがしてしまうことがあるので、静電気が起こらないようなケア方法が大切です。

ナイロンなど化学素材を用いたブラシや枕カバー、タオルなどは静電気が発生しやすいので、天然素材を用いたのものを選ぶのがおすすめです。

紫外線が原因の場合

黒髪の方はメラニンによって紫外線への耐性を持っています。しかしブリーチやカラーリングをしていると、メラニンが分解されたことによって黒髪よりも紫外線に弱くなっているため、帽子や日傘などによる対策が必要になります。

一度、紫外線によるダメージを受けてしまうと定着してしまうため、前もって紫外線をさえぎるような対策を行いましょう。スプレータイプの髪用日焼け止めを活用したり、サンプロテクト機能があるヘアオイルで普段からダメージを受けにくいような髪を育てるのもいいでしょう。

また、髪の毛ばかりでなく、頭皮も紫外線ダメージを受ける部分です。頭皮のダメージが毛髪にまで影響を及ぼすことも考えられますので、頭皮のケアも大切です。

もし、うっかり長時間、紫外線を浴びてしまった場合は、紫外線の当たった部位を冷やす、頭皮・髪の毛を保湿する、といったアフターケアも試みてください。

どうしても髪が広がってしまう場合の対策

様々なケアを試してみても、髪が広がってしまう、髪がまとまらない、という方は、一度美容室で相談してみるのがおすすめです。

また、ヘアオイルで効果が見られない方にはヘアクリームもおすすめです。ヘアオイルよりもしっとりとして、髪がまとまりやすいので、一度試してみてはいかがでしょうか。

ヘアクリームではのべたつきが気になるという方は、ヘアミルクを試してみてください。

ご自分に合った最適のケア方法を見つけて、梅雨に負けない美しい髪を育てましょう。

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