
ここ数年、テレビや雑誌でよく見かける美容健康法「デトックス」。
様々な方法が取り上げられますが、実はインドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、紀元前から実践されていたことをご存じでしょうか?
舌磨き、オイルプリング、白湯など昔から実践されていた健康法であるこれらもすべて実はアーユルヴェーダに基づいています。
私たちの生活のいろいろなところで、このアーユルヴェーダの知恵は生かされているのですが、その中でも今回は特に体に溜まった毒素をデトックスしてくれる簡単な方法をご紹介します。

アーユルヴェーダは一番古いデトックスの方法
アーユルヴェーダはおよそ5000年の歴史をもつインドの伝統的な医学で、世界3大医学の1つです。サンスクリット語のAyuh(生命・寿命)、Veda(科学・知識)から来ており、実践的な生活健康法として受け継がれてきました。
アーユルヴェーダは、別名「引き算の医学」とも言われていて、生活の中で心や体に過剰に増えてしまい、不調や病気の原因となる未消化物(毒素)を取り除こうというものです。何かを足す、ということよりも引くことを考える、つまり、一番古くからあるデトックス法というわけです。
すなわち何千年も前にアンチエイジングの考え方が出来ていたということ。

アーユルヴェーダの健康の考え方
アーユルヴェーダにおいて重要なのは、「ドーシャ」という身体に働きかける「体内エネルギー」のバランスを整えることを考えます。
具体的には、季節や時間、年齢に合った今日のベストバランスを保っているか。
そして、感情や汗、便、尿といった出すものを出せているか。
一方で、食べたものが血液や骨や筋肉、適度な脂肪といった組織に上手く変換されて毒素を溜めていないか。
アーユルヴェーダでは健康に生きるためにはこういった日常生活における体の状態のバランスが重要だとされています。
例えば、朝さわやかに目覚めない、寝ているはずなのに日中眠い、便秘や下痢が続く、などこういったことはドーシャのバランスが崩れて毒素がたまっている可能性が高い状態なのです。
逆に、これらのことがクリアされていれば、免疫力は高く、心も体も健康な生活をおくれるのです。
アーユルヴェーダと毒素の関係
アーユルヴェーダでは毒素のことを「アーマ」と呼びます。
このアーマは、老廃物や未消化物のことですが、ドーシャのバランスが崩れると消化や代謝がうまく進まず、アーマがたまります。
ただ、消化しきれないものは食べ物だけではありません。
人間関係や自分を責める気持ち、過去のトラウマなど、“モヤモヤ”という通りスッキリとできず、いつまでも心に残ってしまう感情も溜まることで悪い影響を及ぼします。
アーマチェックしてみよう
以下の点で当てはまるものはあるでしょうか?
1.普段からあまりお腹が空かず、食べることに意欲がない
2. 食べても味をあまり感じない
3.舌に苔が溜まっている、または口内がねばねばする
4.口内炎、歯槽膿漏、肌湿疹が起きやすい
5.便秘または下痢しやすい
6.おならや体臭、口臭が強い
7.嫌いな人が多い
8.心配で気持ちが落ち着かない、落ち込むことが多い
9.肯定よりも否定の方が多い
10.過去を思い出して後悔する
当てはまるものがある方はもしかするとアーマがたまってきているかもしれません。
アーユルヴェーダの簡単にできるデトックス方法
では、実際のデトックス方法はどのようなものがあるのでしょうか?
今回は簡単にできるものをご紹介します。
デトックス方法① 火を通した水「白湯」を飲む
白湯は風・火・水すべてのドーシャの要素が入った理想の飲み物。何も排気を出さない車のように、体のバランスを整え、循環させてくれます。まずは朝一番の白湯で夜に溜まった毒を洗い流しましょう。便秘の解消や、続ければ基礎体温をあげる効果まで期待できます。
普段なら朝と晩だけでも十分効果が出てきます。
【白湯にまつわる記事はこちら】
美容、健康、デトックス・・・実はこんなにある白湯のすごさ。白湯のすごさを見直そう

デトックス方法② オイルマッサージをする
無色透明の香りもほとんどない、さらっとした「白ごま油」を乾いた肌にすり込むアーユルヴェーダのオイルマッサージ。
ふくらはぎや脇などリンパが集まる場所をマッサージするだけでもすっきりします。
オイルマッサージは、体内に溜まった毒素を動かし、押し出す、と言われているのでぜひ試してみて下さい。
【オイルマッサージにまつわる記事はこちら】
むくみ解消のために。アーユルヴェーダのオイルマッサージを試してみませんか?

デトックス方法③ 食事を見直す
一日の中で、何をどれだけ食べているか意識しているでしょうか?
ついつい夜に暴飲暴食をしてしまう、なんてこともあるかもしれません。
アーユルヴェーダでは、毒素をためないために、
・腹八分目
・夜は早めの時間に、軽めがおすすめ
・よく噛んで食べる
・食事中は楽しんで食べる
といったことが大切。
食べすぎたなという翌日は朝食を抜くなどして調整しましょう。
また消化力を高めてくれるショウガやペッパーなどのスパイスも積極的に摂り入れてみましょう。

デトックス方法④ 瞑想をする
瞑想は脳の筋トレとも言われています。意識をコントロールする筋肉をつけることによって、自分が生み出した感情に振り回されることが少なくなり、ついつい固執してしまう感情を手放すのに大きな味方になってくれることでしょう。
慣れてくると食事をしながら、移動の電車の中でも瞑想できるようにもなります。
難しくとらえず、リラックスできる空間でまずは5分から始めてみましょう。

アーマは普通に生きていたら溜まっていくもの。
あるから悪いと考えず、日常のなかでストレスをできるだけ減らして、かつ排出していくようにしましょう。
日々の習慣からデトックスしやすい体をつくることが大切!
日々、いらないものを排泄させて、いつも元気で若々しいあなた自身を保つよう目指していきましょう。

(※1)カオリン (※2)オリーブ果実油
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