vol.062 プラスチックと環境問題について考える。
あなたの生活の選択の一つから地球の未来を守ろう<前編>

column

2021.01.21

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最近「無くそうプラスチック」、「ノープラスチック」という言葉を耳にする機会が増えた気がします。
テレビを付けるとニュースやCMでプラスチック削減を目にすることも。
それだけ社会においてプラスチックに関心を持つ方が増えていると言うことです。
でもどうしてプラスチックを無くそうとするのでしょうか?
これまでプラスチックありきの生活に、私たちはずいぶんと助けられてきました。どうして便利なアイテムにも関わらず、削減、廃止を試みようとするのでしょうか?

2020年にスタートしたレジ袋有料化

日本政府が2020年7月からレジ袋を有料化させたことは記憶に新しいと思います。

それまでは、こちらから「袋は要らないです」と言わない限りは必ずと言っていいほど、
店員さんがレジ袋を渡してくれていましたが、今では逆に「袋は有料ですが」と言われますよね。マイバックを持たれている方も一層増えてきたと感じます。

レジ袋が有料化された背景には・・・

どうしてレジ袋が有料化されるようになったのか?これもプラスチック削減の取り組みです。

レジ袋が焼却されず海に捨てられ、それを食した海洋生物が弱り果て、悲しい結末を迎えてしまうことがあります。お腹の中からビニールのレジ袋が出てきた…とか、鳥のくちばしにストローが刺さっている…と言うようなニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか?

そういった世界の脱石油、脱プラスチック、自然環境問題、地球温暖化や気候変動問題への考え方がプラスチック問題の背景にあります。

プラスチックが与える影響とは?

プラスチックは軽くて、色々な形に加工ができ、そして丈夫な為、あらゆるものに使われます。
目に見えて分かるプラスチックストロー、ペットボトル本体や蓋、ラベル、お菓子やパンのパッケージにお弁当のパック…
キリがないくらいあげられるプラスチック製品。
この他にも関係がないように思いますが、衣服やバッグにもプラスチックが使用されています。

その中でも気になるのが「マイクロプラスチック」。
文字通り、マイクロサイズに作られたプラスチックであり、これらは洗顔料や歯磨き粉などに使用されています。
これらのマイクロプラスチックが生活排水として流されれば海にたどりつき、海洋生物が食してしまったり、海底に蓄積、プラスチックに着色した物質で海洋汚染にも繋がります。

そして大きな問題は気候変動。
プラスチックが燃やされると有害物質を含んだ温室効果ガスが発生します。
分別をせずに燃えるゴミとして捨てられたプラスチックは温室効果ガスを発し、地球温暖化へ進んでゆきます。
そして既に北極の氷が溶け出し、海面の上昇のニュースや、季節外れの植物の開花や台風、大雪…と地球の異変を感じることばかり。

この状況を続けて行けば、地球の生物の生態系全体に大きな影響が出ることと思いますし、海に関しては海洋資源の持続が困難になることでしょう。

プラスチックはいつから?

プラスチックはいつから作られるようになったのか?を探っていくと、まだまだ浅いもので、第二次世界大戦前に発明され、研究に研究を重ね、第二次世界大戦後に少しずつ私たちの生活の中に浸透していきました。
その後、安価で軽くて頑丈で色々な形に変化でき、密封性に富み、使い終われば捨てることもできるプラスチックは大量に生産され、私たちの生活には欠かせない便利なものとなりますが、2020年となった今では、環境問題に大きく影響してくるものとなってしまいました。

では、第二次世界大戦前は地球温暖化や気候変動、海洋環境問題、自然環境問題なんて言葉はあったでしょうか?
20世紀後半は温室効果ガスの増加により明らかに地球温暖化が進んだそうです。
プラスチックは原油で作られます。
その生成時、燃焼時に大量の二酸化炭素を発生させ、地球温暖化を進めてしまいます。

今回はプラスチックの歴史や現状をみてきました。
次回では、企業の取り組みなどについてみていきたいと思います。

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