ピリッと冷える日が増えて、吐く息が白く冬も本番・・・。。
冷えは万病のもとと言われ、冷えることでむくみや肩こり、生理痛など様々な不調を引き起こしやすくなります。
寒さによる冷えから、少しでも体を冷えから守りたいもの。
寒くなってくると体は冷え、体を温める陽の食べ物がほしくなります。
寒いのにかき氷を食べたいとは思いませんね。
実はこれ、無意識に体の「陰」「陽」のバランスをとろうとしているのです。
今回は冬にお勧めの養生食をご紹介します。
陰陽とは怪しいもの?
「陰陽」というと、陰陽師や陰陽道など「何だか怪しそう…」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、陰陽とは私たちが普段から接しているすごく身近なところにも多くあり、「物事には両面ある」ということなのです。
例えば、男性と女性、プラスとマイナス、昼と夜、光と影など、私たちのまわりにはすべて2つの相反する関係があります。
それぞれ、両方ないと成り立たない、互いに必要とする関係で、
お互いに補い合い、引き合い、絶えず変化しながらバランスをとっています。
その相反するふたつを「陰・陽」と分類しているのです。
冬は「陰」と「陽」どちらにあたる?
暦の上では、「立冬」(11月上旬)から「立春」(2月上旬)までの約3ヶ月が冬とされますが、現代では12月から雪が降る2月ごろまでを冬と考えられています。
この時期は動物たちが冬眠するように、私達人間も活動が緩やかになり、万物が静かに落ち着いたエネルギーを蓄えていく「陰」の季節に当たります。
陰陽とセットで考えたい「五行」
また、陰陽とセットでよく使われる「五行」という言葉。
「陰陽五行」という言葉を聞かれたことがある方も多いはず。
五行とは、中国古代の自然哲学の思想で、万物は五種類の元素からなり、その元素は一定の法則で互いに影響を与えあいながら、変化し、また循環しているという考え方です。
五種類の元素は人間の生活に不可欠な「木・火・土・金・水」。
この五種類は互いに強める関係と弱める関係があり、木が燃えて火を生じ、火が燃えたあとは土が生じ、土からなる山には鉱物(金)が生じ、金は水を生じ、水は木を成長させる、というように、順番に相手を強める影響をもたらします。
そして、この五行は自然界のいろいろなものに当てはめることができ、
季節や体の臓器にも当てはめられます。
季節でいうと、冬は水にあたります。
冬は水のエネルギー
冬は、冷えにもっとも弱い臓器である腎臓、そして膀胱、生殖器のトラブルが起きやすくなります。
腎臓はせっせと、老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれています。
ですから、腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、身体に老廃物が滞り代謝が悪くなります。
また、腎臓は生命力にも通じているので、腎臓が元気であれば、生命力もみなぎるようになります。
腎臓をいたわれる冬にお勧めの食材
冬の時期にお勧めの食材はどういったものがあるのでしょうか。
オススメ① 黒い食材
まず1つ目は黒い食材です。
「黒い食材」は、寒さによって働きが鈍くなる腎臓の働きをアップさせ、正常に保つと言われています。
例) 黒米、黒豆、きのこ類、黒ごま、ごぼう、昆布などの海藻類など
オススメ② 鹹味(かんみ)
鹹味とは、塩辛い味のこと。
漢方などでは、「塩辛さ」がその働きをサポートすると考えられています。
ただし、塩分の摂りすぎは内臓に負担があることもあるので、適量がおすすめです。
例)味噌、貝類、しゃけ、たら、さば、えび、いか、たこ、海藻類、鴨、豚肉など
オススメ③ 体を温めてくれる食材
寒さから身を守るために「体を温める」と言われている食材も積極的に摂るようにしましょう。
例)鶏肉・ぶり・しゃけ・生姜・にんにく・かぶ・唐辛子・シナモン・黒糖・黒豆・黒ゴマ・もち米・にんじん・かぼちゃ・にら・玉ねぎ・ねぎ・ごぼうなど
オススメ④ 体を温める調味料・スパイス
これまでご紹介した食材とともに、調味料やスパイスでも体を温めてくれるものはあります。
例)コショウ、唐辛子、シナモン、クローブ、山椒、八角、酒かす
中国のことわざに「冬令進補、開春打虎」という言葉があります。これは、「冬は、元気の素を蓄える時期でもあり、冬の期間に滋養強壮すれば、新春には虎に打ち勝つほどのスタミナを蓄えられる」ということ。
女性 は冷えやすいので、ぜひ体を温めて元気を蓄えて暖かい春を迎えましょう!
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軽い仕上がりに。
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