vol.255 二の腕のたるみを改善!
引き締めるちょっとしたコツとは?

column

2022.09.01

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暑い季節となり、夏真っ只中の今、二の腕や背中が気になるという方が多いのではないでしょうか?
露出が増え、二の腕や背中はちょうど人の目線の高さにあることから人目も気になるところ。
日々腕を動かしているはずなのに、なぜ二の腕はたるむのでしょうか?
痩せたいと思って鍛えてもなかなか引き締まらない二の腕。
実は、二の腕を引き締めるにはちょっとしたコツがあるんです。
むやみに鍛えてしまうと肩まわりにボリュームが出てしまい
逆に太くガッチリとした印象を与えてしまいます。

コツを掴んで引き締まった二の腕を手に入れちゃいましょう!!

二の腕がたるむ原因とは?

日常的に腕を動かしているのに、どうして二の腕はたるんでしまうのか?
体の構造と日常動作から見えてくる原因から見ていきましょう。

猫背やストレートネックにより頭部が前に倒れると胸椎が必要以上に丸まります。
その時、肩甲骨は上がり外側に広がった外転位となります。
連動して上腕骨は内側に捻れて前方に突出してきます。

この時の腕の状態を見ていくと
▶︎上腕二頭筋(力こぶ側)は収縮
▶︎上腕三頭筋(二の腕側)は弛緩
となります。

二の腕側は筋肉がゆるんだ状態なので、筋刺激が入らずたるみへと繋がります。
反対に力こぶ側の筋肉は収縮・緊張状態なので肘が曲がり、
その上、スマホやデスクワーク、家事などで日常的に肘を曲げている時間が多いため、日常動作を考えても二の腕はたるみやすい環境下にあることがわかります。

これが二の腕がたるんでしまうメカニズムです。

二の腕を引き締めるポイント

このように二の腕のたるみは骨連動によって引き起こされます。
改善させるには、全身の骨格を整えると同時に上腕骨の位置を修正していくことが大切です。
さらにもう1つ、二の腕を引き締めるのに大事なポイントがあります。

それは『肩甲骨の安定』です。
肩甲骨まわりにはローテーターカフという4つの筋肉(※)があります。
※棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋

これらの筋肉は上腕骨を肩の関節窩に引きつけ安定させる役割があり、
このローテーターカフがしっかり働くことによって、上腕骨と肩甲骨の相互性が保たれ機能的に動くことができます。
二の腕の引き締めには、肩甲骨と上腕骨の相互運動が必須となりますので、ここはしっかりとおさえておきましょう。

二の腕引き締め=筋バランスを整えること

二の腕を引き締めるために必要な要素は
❶全身の骨格を整える
❷肩甲骨を安定させ上腕骨との相互性をつくること
とお伝えしました。
これを基本としながら上腕骨を正しい位置に置き、上腕二頭筋(力こぶ側)と上腕三頭筋(二の腕側)の筋バランスを整えていくことで、引き締まった二の腕を手に入れることができます。

上腕骨を正しい位置に安定させるために作用する筋肉を見ていきましょう。
▶︎上腕骨を前方に引っ張る筋肉
大胸筋・広背筋・大円筋・上腕二頭筋
▶︎上腕骨の前方に動くのを防ぐ筋肉
棘下筋・小円筋・上腕三頭筋

私たちの多くは頭部が前に倒れ、上腕骨が前方に出ている状態なので、
上腕骨を前方に引っ張る筋肉はゆるめ、前方に動くのを防ぐ筋肉には刺激を入れ、
筋バランスを調整し腕の位置を整えていきましょう。

大事なのは鍛える前に整えること
整えて動かすことで効率的に二の腕を引き締めることができます。

二の腕トレーニング

骨格を正しい位置に整え効率的に二の腕を引き締めていきましょう

上腕骨と肩甲骨の安定エクササイズ

上腕骨のズレを修正しながら肩甲骨の安定をつくります

❶横座りになって体を斜めに倒し下側の腕を伸ばした状態で床に着き、上側の腕は腰に添える

❷肩甲骨と上腕骨の位置を整えたまま脇を締め下側の肘を曲げる
❸肘を伸ばす(床を押した力を肩甲骨まで繋げるイメージ)
❹呼吸をしながらゆっくり10回行う
❺反対側も同様に行う

【ポイント】
・体幹部は肋骨を引き上げ背骨を伸ばした状態を維持する
・肩が上がらないよう肩甲骨を下げた状態で安定させる

上腕のバランスを整えるエクササイズ

上腕二頭筋や大胸筋をストレッチしながら肩甲骨の安定をつくります

❶骨盤、肋骨、頭部が一直線上に整うようあぐらで座る
❷肩甲骨を下げ肩を前に出さないよう気をつけながら肘を曲げ手を前に出す
(手の平は上に向ける)


❸肩、肩甲骨、肘の位置を安定させたまま肘下を横に動かす(脇を締め二の腕を前側に見せるイメージ)
❹❷に戻す
❺片側10回、両腕行う

【ポイント】
・体幹は常に安定させ背骨を引き上げた状態で行う
・肩、肩甲骨は常に下げておく
・腕を横に開いた時に腰を反ったり頭部が前に出ないように気をつける

バックエクステンション

背骨を伸展させ全身コントロールしながら二の腕を引き締めます

❶うつ伏せで脚を閉じ、腕を体の側面に添える
(背中が丸まらないよう肩を横に開く)
❷顎を引いたまま胸椎から上半身を起こす

❸肩、肩甲骨を安定させたまま腕を上に10回あげる(二の腕を意識しながら行う)
❹これを3セット行う

【ポイント】
・常時おへそを背骨の方に引き上げて腹筋の力がぬけないよう気をつける
・体を起こした時に顎が上がらないよう気をつける
・腕を上げる時に肩が下に落ちて背中が丸まらないよう肩甲骨は常時安定させる

ほっそりと引き締まった二の腕を手に入れる為には、高負荷をかけず、骨の位置を整え正しく動かしてあげる ことが重要です。
『整えて動かす』
この順番を間違えないようにしましょう。
美ボディの秘訣はここにあり!

ポイントを押さえて引き締まった二の腕を手に入れ、自信を持って毎日を過ごしていきましょう!!

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