vol.642 呼吸が変わる新習慣。鼻のムズムズにやさしくアプローチ。
鼻うがいのメリットと始め方

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3days ago

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花粉が飛び始める季節や、空気が乾燥する時期になると、鼻のムズムズや不快感が気になることはありませんか。
外出先から帰ったあと、鼻の奥に違和感があるという人も少なくないでしょう。
こうしたときのセルフケアとして、近年注目されているのが「鼻うがい」です。テレビやSNSで見かけたことがあっても、「痛そう」「難しそう」と感じてまだ試したことがない人も多いかもしれません。
実は鼻うがいは、正しい方法で行えば、鼻の中をやさしく洗い流すシンプルなケアのひとつです。ここでは、鼻うがいの基本やメリット、初心者でも取り入れやすい方法について紹介します。

鼻うがいとは?

鼻うがいとは、専用の洗浄液などを使って鼻の中を洗浄するセルフケアです。
一般的には、体液に近い濃度の「生理食塩水」や、専用の鼻洗浄液を使って行います。

鼻の内部には、空気中のほこりや花粉、ハウスダスト、微小粒子状物質(PM2.5)などが入り込むことがあります。鼻うがいは、こうした外部から入り込んだ汚れを水分で洗い流し、鼻の中をすっきりと保つケアとして取り入れられています。
海外では日常的なケアとして行われている地域もあります。

鼻うがいのメリット

鼻うがいの特徴のひとつは、物理的に汚れを洗い流せる点にあります。

花粉やハウスダストといった空気中の微粒子は、鼻をかむだけでは取りきれないこともあります。洗浄液でやさしく洗い流すことで、鼻の中をすっきりとした状態に保ちやすくなるといわれています。

また、鼻の奥にある「上咽頭(じょういんとう)」は空気の通り道のひとつであり、デリケートな部位でもあります。鼻の奥までやさしく洗浄することで、乾燥による違和感の軽減につながることがあります。

さらに、鼻の通りがすっきりすることで、呼吸がしやすくなったと感じる人もいます。鼻呼吸がしやすくなることで、睡眠時の口呼吸が気になりにくくなるなど、日常の快適さにつながる可能性もあります。

「痛い」は誤解?生理食塩水のポイント

鼻うがいをためらう理由として多いのが、「ツーンとする痛み」への不安です。
この刺激は、水の「浸透圧」が体液と異なることで起こるといわれています。

真水が鼻の粘膜に触れると、濃度差によって刺激を感じやすくなります。

そこで使われるのが「生理食塩水」です。

・濃度:体液とほぼ同じ約0.9%
・温度:体温に近い36〜38℃前後

この条件を意識することで、刺激を感じにくく、やさしく洗浄しやすくなります。温度が低すぎたり高すぎたりすると違和感につながるため、「ぬるま湯」を使うことがポイントです。

鼻うがいの基本的なやり方

鼻うがいは、正しい方法で行うことが大切です。基本的な手順を紹介します。

① 少し前かがみになり、顔を斜め下に向けます。上を向くと洗浄液が耳の方(中耳)へ流れやすくなるため注意してください。
② 片方の鼻の穴にノズルを当て、「あー」と声を出しながらゆっくりボトルを押します。声を出すことで喉の奥が閉じ、液が口に流れ込むのを防げます。
③ 洗浄液が反対の鼻の穴、または口から出てくれば成功です。
④ 終わった後は、下を向いたまま優しく鼻をかみます。この時、強く噛みすぎると耳に負担がかかるため、片方ずつ、そっと水分を出すのがコツです。

ポイントは、無理に吸い込まないことです。
自然に流れるように洗浄すると、刺激を感じにくくなります。

また、初めての場合は少量から試し、慣れてきたら徐々に量を増やすと安心です。

アイテム選びのポイント

現在は、ドラッグストアやオンラインでさまざまな鼻洗浄アイテムが販売されています。
ボトルタイプやスプレータイプ、洗浄パウダーなど、それぞれ特徴が異なるため、自分の使いやすさや生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。無理なく続けられるものを選ぶことで、日々のケアに取り入れやすくなります。

鼻うがいは、単なる汚れ落としではありません。それは、私たちが本来持っている「健やかに呼吸する力」をサポートしてくれるセルフケアの1つです。
朝の洗顔のついでに、あるいは帰宅後の手洗いとセットに。1日1〜2回の鼻うがいを習慣にすることで、鼻呼吸の質が変わり、日々のコンディションが底上げされていくのを実感できるはずです。
日々の習慣に無理のない形で取り入れることで、呼吸のしやすさや快適さにつながることもあります。
自分に合った方法を見つけながら、「鼻を整える」という新しいセルフケアを始めてみてはいかがでしょうか。

※ 体調に不安がある場合は、無理せず専門家に相談するようにしましょう

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