
「毎日丁寧にトリートメントをしているのに、夕方になると髪がパサつく」「ブラッシングのたびに枝毛や切れ毛が見つかって落ち込む」……。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
まず、知っておきたい大切な事実があります。それは、「髪は一度傷んでしまうと、元の状態に戻ることはない」といわれている点です。肌は傷ついても時間の経過とともに生まれ変わりますが、髪は「死滅細胞」と呼ばれる、神経や血管が通っていない組織でできています。
だからこそ、ダメージを「治す」ことを目指すのではなく、髪が傷む「原因」を正しく知り、今ある髪をいかに「保護」し、健やかな状態を保つかが、美しい髪を目指すうえで重要なポイントになります。

髪の構造とダメージは「何が起きている状態」なのか
髪の毛は主に、外側からキューティクル・コルテックス・メデュラという三層構造で成り立っています。
このうち、髪の表面を覆うキューティクルは、うろこ状に重なり合い、内部を守る役割を担っています。キューティクルが整っている髪は、光をきれいに反射し、なめらかな手触りやツヤを感じやすくなります。
一方で、いわゆる「髪が傷んだ状態」とは、外部からの刺激によってキューティクルが剥がれたり、めくれたりして、中のタンパク質や脂質などの内部成分が外に漏れ出してしまっている状態を指します。内部成分が失われることで、髪はツヤを失うだけでなく、パサつきや広がりを感じやすくなり、切れ毛や枝毛にもつながります。

髪を傷ませる原因
では、なぜキューティクルは剥がれてしまうのでしょうか。私たちの日常には、大きく分けて4つの「ダメージ要因」が潜んでいます。
① 物理的ダメージ(摩擦・ブラッシング)
最も身近でありながら見落としがちなのが「摩擦」です。特に髪が濡れているときは要注意。濡れた髪は水を吸ってやわらかくなっており、非常にデリケートな状態です。
タオルでゴシゴシと力強く拭いたり、絡まったまま無理に目の細かいブラシを通したりすると、摩擦によってキューティクルに負担がかかります。
また、就寝中の枕との摩擦も、蓄積されると大きなダメージとなります。

② 熱ダメージ(ドライヤー・ヘアアイロン)
髪の主成分であるタンパク質は、熱の影響を受けやすい性質を持っています。生卵が熱で固まるように、髪も高温にさらされると熱による変性を起こし、硬くなってしまいます。
特に180度以上の高温でのヘアアイロンや、同じ箇所への長時間のドライヤーは髪への負担が大きくなりやすいため注意が必要です。

③ 化学的ダメージ(カラー・パーマ)
ヘアカラーやパーマは薬剤の作用によって髪内部に影響を及ぼすため、ダメージが発生しやすい施術です。
施術時の作用と合わせて注意したいのが、施術後に薬剤のアルカリ成分が残留して薬剤の影響が残ってしまうことです。適切なアフターケアが行われない場合、時間の経過とともに髪への負担が続く可能性があります。
また、セルフカラーは髪の状態に合わせた薬剤選定や塗り分けが難しいため、結果として負担が大きくなりやすい傾向があります。
④ 環境ダメージ(紫外線)
紫外線は、肌だけでなく髪にも影響を与えると考えられています。
紫外線を浴びることで、髪表面だけでなく内部のタンパク質にまで変化が起こり、パサつきやカラーの退色につながることがあります。
今日からできる!ダメージを防ぎ「美髪を保つ」ケア習慣
原因が分かったら、次は「守るケア」を意識してみましょう。
シャンプーの方法
シャンプーの前に、まずは予洗いを徹底しましょう。38℃くらいのぬるま湯で1分半程度、頭皮までしっかりと濡らして予洗いを行います。その後、シャンプーを手のひらで軽く泡立て、頭皮を指の腹でマッサージするように動かしながら優しく洗いましょう。
上記のような、洗い方の文脈でご記載いただくほうが良いと思います。また、この場合はインバストリートメントの方法についても触れるほうが自然だと思います。FYBマガジン等の公式文を参考に、ご検討ください。
「ダメージを防ぎ、美髪を保つ」ためのシャンプー剤の選び方として書く場合は、「ご自身の髪質にあったシャンプーを、美容師さんに相談してみてください」になると思います。洗浄力と美髪はセットで語ることはできません。

アウトバストリートメントの活用
乾かす前にヘアオイルやミルクを塗布しましょう。髪表面をコーティングすることで、摩擦や熱の影響を和らげる役割が期待されます。
正しいドライ法
タオルドライは優しく叩くように水分を取り、ドライヤーは根元から毛先に向かって(キューティクルの流れに沿って)風を当てましょう。最後は冷風で整えることで、ツヤがアップします。
他にも、紫外線が強い日は帽子などで髪を守り[未長1.1]、ドライヤーで乾かすときは一定の距離を保つなど、日々の小さな習慣の積み重ねが、髪のコンディションを整える一助になります。

一度傷んだ髪は元には戻りませんが、今この瞬間から「これ以上のダメージを最小限に抑える」ことは可能です。
毎日のブラッシングを少し丁寧にする、アイロンの温度を少し下げてみる。そんな小さな積み重ねが、数ヶ月後のあなたの髪を変えていきます。自分の髪が何を原因として傷んでいるのかを見極め、適切な保護ケアを取り入れることで、自信の持てる「健やかな美髪」を育んでいきましょう。
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