vol.602 腸内細菌の役割と整え方。
疲れ・肌荒れ・メンタル不調は“腸内の乱れ”が原因かも?

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2days ago

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「最近、疲れやすい」「肌が荒れやすい」「気分が安定しない」。
そんな“なんとなく不調”を抱えていませんか?
食事にも睡眠にも気をつけているつもりなのに、以前よりコンディションが整わない…。実はその背景に、“腸内環境”が関係していることがあります。
腸には私たちの健康を支える“腸内細菌”がびっしりと住みつき、全身のバランスに大きな影響を与えています。腸は「第二の脳」と呼ばれるほど重要な臓器。忙しい毎日を過ごす大人の女性にこそ、その働きを理解しておきたいところです。

腸内細菌とは?基本のキホン

私たちの腸には、100兆個以上、種類にすると1000種類以上と言われる細菌が暮らしています。
この「腸内フローラ」(腸内細菌叢)は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つのバランスで成り立っています。

善玉菌:腸をすこやかに保つために働く
悪玉菌:増えすぎると腸内環境を乱れさせる
日和見菌:多い方に味方する

大切なのは「善玉菌を増やすこと」ではなく、全体のバランスを整えること。これが健康の土台になります。

腸内細菌の役割

腸内細菌は、単なる“消化のサポート役”ではありません。心や美容にまで影響する、大切なパートナーです。

① 消化・吸収を助ける

食べ物を発酵・分解し、体が利用しやすい形にしてくれます。短鎖脂肪酸という物質をつくり、腸を動かす力にも関わります。

② 免疫の働きをサポート

私たちの体内で、免疫細胞の約70%が腸に集まっています。腸は、外部から取り込まれた食べ物や異物と常に接する「最大の免疫器官」なのです。善玉菌が優勢な健康な腸内環境では、バリア機能が高まり、病原菌の侵入や増殖を防ぐ「免疫調整」の役割を果たします。腸内細菌のバランスが崩れると、免疫力も低下しやすくなります。

③ メンタルヘルスとの深い関係

腸でつくられる物質は、幸福感に関わるセロトニンなどにも影響します。
セロトニンの約9割は脳ではなく、実は腸で作られています。腸内環境が乱れると、セロトニンの合成が滞り、これが不安感やストレスの増大、さらには睡眠の質の低下といったメンタルの不調に直結する可能性が指摘されています。腸の健康は、心の健康に不可欠なのです。

④ 代謝・体型にも関わる

腸内細菌のバランスが乱れると、脂肪の蓄積やエネルギー消費にも影響すると考えられています。
なんとなく太りやすくなった…という変化も、腸のサインかもしれません。

腸内環境を乱す現代社会の落とし穴

健康な腸内フローラのバランスは、ちょっとしたことで崩れてしまいます。現代社会には、腸の健康を脅かす多くの「落とし穴」が存在します。

食生活の乱れは最も大きな原因です。食物繊維が少なく、脂肪や糖分が多い加工食品、ファストフードへの偏りは、悪玉菌が好む環境を作ります。また、過度なアルコール摂取も腸の粘膜にダメージを与えます。さらに、仕事や人間関係による精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、腸の動きを鈍らせ、結果として悪玉菌を増殖させます。睡眠不足、運動不足、そして必要な場合であっても抗生物質の過剰な服用も腸内フローラを大きく乱す要因となります。

理想的な腸内環境を「食」から整える具体的な方法

腸内環境を整える鍵は、善玉菌を「増やし、育てる」ことです。食事からできる具体的なアプローチを実践しましょう。

「プロバイオティクス」で善玉菌を直接摂取

プロバイオティクスとは、生きた善玉菌を食品から直接摂取することです。

・具体例: ヨーグルト、納豆、味噌、醤油、漬物、キムチといった発酵食品。
・ポイント: 腸内細菌は個人差が大きいため、毎日同じものを継続して摂取し、自分の腸に合う菌を見つけること。また、多様な種類の菌を摂り入れることで、腸内フローラの多様性を高めることも重要です。

「プレバイオティクス」で善玉菌を育てる

プレバイオティクスとは、善玉菌の「エサ」となる成分を摂取し、腸内で善玉菌の増殖を助けることです。

・具体例: 食物繊維(海藻、きのこ、野菜)、オリゴ糖(バナナ、玉ねぎ、はちみつ)。
・ポイント: 食物繊維は短鎖脂肪酸生成の材料となり、善玉菌を力強く育てます。水溶性(水に溶けて便を柔らかくする)と不溶性(便のかさを増す)の両方をバランスよく摂りましょう。

理想の食事バランス「シンバイオティクス」

プロバイオティクス(菌)とプレバイオティクス(エサ)を同時に摂取することをシンバイオティクスと呼びます。この組み合わせは相乗効果を生み出し、効率よく腸内環境を改善することが期待できます。

・具体的な組み合わせ例: ヨーグルトにバナナ(オリゴ糖)ときな粉(食物繊維)をプラスする、味噌汁に海藻やきのこを入れる、など。

食生活以外で腸を元気にする生活習慣

腸の健康は、食事だけでなく日々の生活習慣にも大きく左右されます。

適度な運動で腸に刺激を与える

ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどの適度な有酸素運動は、お腹周りの筋肉を動かし、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活性化させます。これにより、便がスムーズに運ばれ、便秘の改善につながります。激しい運動よりも、継続できる軽い運動が効果的です。

質の高い睡眠を確保する

睡眠中には、自律神経のバランスが整えられ、腸の修復作業が行われます。夜更かしは自律神経の乱れを通じて腸の働きを悪化させます。理想的な腸内環境を保つためにも、十分な睡眠時間を確保し、生活リズムを整えましょう。

ストレスを管理し「リラックス」を習慣化

前述の通り、ストレスは腸に直接悪影響を与えます。意識的にリラックスする時間を作り、副交感神経を優位にすることが大切です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴、アロマテラピー、軽い瞑想などが効果的です。

水分補給の徹底

便の約8割は水分です。水分不足は便を硬くし、排泄を困難にします。こまめな水分補給(特に起床直後や食事中)は、スムーズな排泄をサポートし、腸の働きを助けます。

腸内細菌は、私たちの健康を内側から支える大切な存在です。
消化や免疫だけでなく、メンタルや美容にまで影響を持つ腸。
だからこそ、日々の習慣を少し見直すだけで、コンディションは大きく変わっていきます。
無理なく続けられる腸活で、あなたの毎日がもっと心地よくなりますように。

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