vol.598 来年をもっと軽く生きるために。
年末にやりたい「感情・行動・人間関係」の棚卸し

column

2days ago

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年末が近づくと、仕事や予定に追われ、「このまま走り抜けて終わりそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。けれど、1年の終わりこそ一度立ち止まり、“自分自身を整える時間”をつくる大切なタイミングです。
あわただしい日々のなかでも、ほんの少し心を静めて振り返ることで、心の余白が生まれ、新しい年を軽やかに迎える準備が整っていきます。年末年始は、自分の内側を見つめ直す絶好の「棚卸し」のチャンスです。

なぜ振り返りが必要なのか

私たちの感情や行動には、気づかないうちに「パターン」があります。
例えば、「いつも締め切り直前で焦ってしまう」「人間関係でいつも同じことで悩む」といった経験はないでしょうか。

嬉しいと感じる場面や、落ち込みやすい状況、つい後回しにしてしまう習慣などは、毎日の積み重ねの中で繰り返されます。振り返りをしないまま毎日をこなしていると、そのパターンに気づけず、同じ悩みやモヤモヤを翌年も繰り返してしまうことに。

だからこそ、一度立ち止まって「自分の現在地」を確かめることはとても重要です。どこに向かうにしても、まずは今の場所を知ることがはじまり。振り返りは、過去を責めるためのものではなく、これからの自分をラクにしてあげるための優しいメンテナンスなのです。

振り返り①:感情の棚卸し

まず最初に行いたいのが「感情の棚卸し」です。

1年の中で、あなたの心が動いた瞬間を思い出してみましょう。

・嬉しかったこと、達成感を感じたこと
・つらかったこと、後悔していること
・理不尽に感じたこと、モヤモヤしたこと

ポイントは、良い・悪いをジャッジせず、ただ“起きたこと”として書き出すだけで大丈夫です。
とくに振り返ってほしいのは、出来事そのものよりも、その時に抱いた「感情」に焦点を当てることです。「なぜその感情が生まれたのか」という背景。嬉しかった理由には、あなたが大切にしている価値観が隠れていることがあります。逆につらかった出来事には、“境界線を引きたいポイント”が見えてくることも。
ノートに書き出してみると、頭の中で絡まっていた気持ちがほどけ、整理されていきます。「こんなこと考えていたんだ」と自分に気づくことも。感情を丁寧に扱う時間は、心を軽くし、来年の自分を守る指針にもなってくれるはずです。
書き出す作業は、一種のデトックスです。心が軽くなり、来年大切にすべきものが明確になってくるでしょう。

振り返り②:行動の棚卸し

次に見直したいのは「行動」です。1年間で以下の行動をリストにしてみましょう。

・「やってよかった」「続けたい」と思える行動
・「三日坊主で終わった」行動
・「やりたくないのに惰性でやっている」行動

続けられた習慣には、あなたの生活のリズムや好み、向き不向きがそのまま表れています。逆に続かなかったことは、自分を責める材料ではなく、「今の自分には合わなかった」という大切な気づきです。
さらに見つめてほしいのは、「やりたくないのにやってしまっていること」。惰性で続けていることや、習慣だと思い込んでいる行動を洗い出すと、意外と不要なタスクが紛れ込んでいるものです。
例えば、「本当は気が進まない付き合いの飲み会」「意味もなく見てしまうSNS」など、あなたのエネルギーを消耗させている行動です。

手放すべき行動の見極め方はシンプルで、「それをやることで心と体が軽くなるかどうか」。続けていて疲れること、義務感だけで続けていることは、少し距離を置いてみるチャンスです。行動を棚卸しすることで、来年の時間の使い方がぐっとラクになります。

振り返り③:人間関係の棚卸し

そして最後に、人間関係の棚卸しも行ってみましょう。

・一緒にいて「心が軽くなる」「エネルギーが湧く」関係
・会った後に「疲弊する」「心が重くなる」関係

誰と一緒にいると心が軽くなるのか、逆にどんな関係があなたのエネルギーを消耗させているのか…。人間関係は日常の幸福度に直結する大切な要素です。
2025年に「ありがとう」を伝えたい人は誰でしょうか? 思い浮かんだ人がいるなら、その存在はあなたにとって大きな支えになったはずです。感謝を言葉にしてみるだけで、相手との関係も自分の心もあたたかく整っていきます。
反対に、「なんとなく疲れる」「会った後に気持ちが沈む」そんな相手がいるなら、自分を守るために距離感を整えてもいいのです。無理に関係を断つ必要はありませんが、関わる頻度を減らしたり、心の境界線を引いたりするだけでも、心の負担がぐっと軽くなります。
人間関係の棚卸しは、自分の時間や心を大切にするためのセルフケアの一つです。

棚卸しは来年の目標づくりへの第一歩

ここまでの棚卸しを終えると、自分の“強み”や本当に大切にしたい“価値観”が自然と浮かび上がってきます。嬉しかった出来事、続いた行動、心地よい人間関係には、あなたが大切にしているものが詰まっています。
来年の目標は、「やりたいこと」から考えるよりも、「何を大事にしたいか」から逆算したほうがぶれません。見つけた価値観を基に、「来年、自分はどのような状態でいたいか」を目標に据えることで、無理のない、自分らしい1年をデザインできるようになります。

振り返りは、過去を後悔するためではなく、未来の自分をラクにするための大切な準備です。年末年始という特別な時間を使って、自分の心・行動・人間関係をそっと整えてみましょう。棚卸しをした分だけ、新しい年はもっと軽やかに、もっと自分らしく歩いていけるはずです。

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