
家で過ごす時間が増えていて、テレビを長時間見る、パソコンやスマートフォンで長時間作業をするといった、目を酷使する生活が増えた方も多いのではないでしょうか ?
朝起きてすぐにスマートフォンをチェックして、日中はスマートフォンでゲーム、夜寝る前は布団の中でSNSチェック、なんて方もいるかもしれません。
そんな生活を送っていると、眼精疲労、目の疲れや痛み、肩こり、不眠など、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
簡単にできるケアやセルフマッサージ方法を覚えて、目の周りをしっかりとほぐして、目元美人になりましょう。

目の疲れが全身の悩みにつながる理由は?
目の仕組みとは
モノを見るときは、カメラのレンズにあたる「水晶体」という部分の厚さを変化させてピントを合わせています。
このピント調節に関わるのが「毛様体筋」と呼ばれる筋肉。
パソコンやスマホの画面を見ている間は、目の周りの「毛様体筋」 と呼ばれる筋肉が緊張した状態になっています。
その結果、毛様体筋に疲労がたまり、目のピントが合わなくなったり、目がかすむなどの目 を中心とした症状を感じます。
この段階はいわゆる「疲れ目」。

疲れ目がひどくなり、全身の症状へつながる「眼精疲労」へ
疲れ目の状態が続くと不快感が情報として脳へ伝わり、ストレス反応を起こします。
そして、ストレスから自律神経のバランスが乱れ、交感神経が過剰に興奮してしまいます。それによって頭痛、肩こり、不眠、イライラ、吐き気など、さまざまな不調が現れてくるのです。
ここまでくると、「眼精疲労」と言われるようになります。
疲れ目・眼精疲労のセルフ解消法
①ホットタオルで温める

眼精疲労や疲れ目は、蒸しタオルをまぶたの上にのせて目を温めるのがおすすめです。
目を温めると、血行が改善され、目の疲労をスッキリと解消することができます。
濡らしたタオルを電子レンジで30秒~1分ほどチンすることでも蒸しタオルを作ることができます。
タオルの温度が下がったら、目の上にタオルをのせて2~3分程温めてみましょう。
血行を良くして疲労物質の排出を助けたり、疲労感を軽減してくれます。
②ツボ押しで目元マッサージを
目の周りには様々なツボがあります。
目の疲れに効果があると言われるツボをご紹介します。

攅竹・・・目の充血に効くツボ。眉頭(眉毛のいちばん内側)のすぐ下にある深いくぼみにあります。
太陽・・・頭痛や目の疲れに効くツボ。目尻と眉尻を結んだ中心よりやや外側にあります。
承泣・・・目の充血に効くツボ。目中心からやや下がった眼球が入っている部分の縁にあります。
魚腰・・・目の充血やまぶたのひきつりに効くツボ。眉の中心にあります。
睛明・・・眼科疾患に効くツボ。目頭のやや内側の骨のくぼみ周辺にあります。
風池・・・頭痛、眼精疲労にオススメのツボ。髪の毛の生え際の窪み部分にあります。
これらのツボを手指の腹部分でゆっくりと押しながら小さな円を描きます。
この時、爪を立てないように注意し、気持ちいいと感じる程度の強さで行いましょう。
ツボごとに10~15回程度を繰り返し押すと目の周りがすっきりとしてきます。

意外と大事なのが最後の風池。
目と関わりの深い神経や血管は首や頭に多く集まっています。
目のまわりの筋肉をほぐすと目もとのむくみがとれ、目もパッチリします。指が目に触れる場合は、押しすぎないように注意してください。
アロマをプラスしてさらにリラックス!

ホットタオルをするときも、マッサージをするときも、どちらにもアロマをプラスしてみましょう。
心地良いアロマの香りでリラックスでき、相乗効果が得られるはず。
方法は、ホットタオルの肌に当たらない内側などに数滴 アロマを垂らしたり、
マッサージのときにアロマオイルを使ってみてください。
おすすめの香りは、リラックス効果の高いラベンダー、ベルガモット、ネロリ、 ローズウッド、リフレッシュしやすいレモンなど。
その時に良い匂い!と感じるお好みのものでもOKです。
アロマオイルを直接肌につけてしまうと刺激が強くなってしまうので、マッサージのときはココナッツオイルなどのベースオイルと混ぜて使用してください。
ホットタオルの時は、肌に当たらないところに垂らすか、お部屋でアロマをたきながらなど、してくださいね。
目の疲れを解消しやすい食べ物は

外側からマッサージなどで疲れを解消しつつ、体の内側からもケアできます。
お勧めの栄養素とその食材は、次のもの。少し意識して摂り入れてみてください。
・アントシアニン…紫色の食材のブルーベリーやナス、シソなど。
アントシアニンは目の神経伝達機能を改善するとされています。
・ビタミン…緑黄色野菜、レバー、卵など。
ビタミンAは目の粘膜を保護し、ビタミンB群は目の周りの筋肉の緊張を取り除いてピント機能の 修復に役立ちます。
・DHA…サンマやイワシ、アジなどの魚
DHAは網膜細胞に働きかけて状態を正常化し、視力やドライアイの改善、疲れ目の予防や解消に効果があるとされています。

東洋医学では「肝」の弱り
疲れ目は、東洋医学では「肝」が弱っていると考えられます。
「肝」とは、東洋医学の「五臓」に紐づき、気の流れを通じて感情の調節や自律神経系によって 体全体の機能が順調に行われるように調節する働きをしています。
血液の貯蔵、代謝や解毒、感情のコントロール、肝臓や胆嚢、そして目の働きなどにかかわっていると言われています。
日々、パソコンやスマホを見ていると目が疲れたな、かすむな、と感じることは少なくないはず。もしかすると目をカバーするために、眉間にしわがよっているかもしれません。
寝たら回復するだろう、と甘くみていると 、目の疲れが全身に関わってきます。
目の周りの疲れが解消すると、目の周りのむくみの解消や、表情にも表れてくるでしょう!

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