最近、健康や美容にこだわる女性たちの会話の中で聞こえてくるのが「ギルトフリー」というワード。最近はテレビなどでダイエット用語としてギルトフリーが使われることもあります。
「グルテンフリー」「シュガーフリー」などは分かりやすいですが、「ギルトフリーって何?」と思う方もいるかもしれません。
ギルトフリーとは、一般的に「罪悪感のない」という意味で認知されていますが、実際にはどのような食品なのでしょうか?
ギルトフリーの基礎知識をまとめていきます。
ギルトフリーとは
ギルトフリーとは、「guilt(罪悪感)」と「free(無い)」を足してできたことばです。
「罪悪感(guilt)が無い(free)」という意味で、食事や食生活について使われることが多いです。
罪悪感とは、例えば、「高カロリーだから太りそう」「人工的な保存料や着色料は体に悪そう」「脂質を食べ過ぎると、吹き出物ができそう」「栄養バランスが偏っている」など、簡単にいうと、何か後ろめたい食事・食生活がある場合を指しています。
なので、ギルトフリーは、「美味しいけど、体に悪くない。だから食べても罪悪感がない 」という考え方で作られた食品のこと。特に健康や美容意識の高い方は、ギルトフリーを意識している方が増えていて、近年は特に、ギルトフリースイーツと いわれるものがスイーツ業界で増えています。
ギルトフリーの定義は
具体的には、以下の様なものが一般的にギルトフリーと言われています。
・低糖質な材料で作られたり、糖質制限しているもの(ローカーボ)
・バターなどの脂質を使わないヘルシーなもの(低カロリー)
・乳製品を使わないもの(カゼインフリー/デイリーフリー)
・小麦粉を使用していないもの(グルテンフリー)
・砂糖や添加物などを使わず自然食材で甘みを出しているもの(シュガーフリー、無添加)
他にも、動物性ではなく植物性由来の材料を使っているなど、地球環境や動物愛護の観点で配慮されているものも含まれます。
ギルトフリーはいつから始まった?
ギルトフリーは2010年代に入ってから誕生しました。オーストラリアで誕生した「ブリスボール」がギルトフリースイーツと呼ばれ、世界中で話題になったことでギルトフリーという言葉も広まりました。ブリスボールとは、No Sugar(砂糖なし)No Gluten(グルテンフリー)No Additives(添加物なし)で、主にドライフルーツやナッツからできています。
日本では、2016年頃に上陸し、美容やダイエットに対する意識が高い女性を中心に注目されるようになりました。
ギルトフリーに人気が集まる理由
多くの人は、高カロリーで高脂質な食事やスイーツなどを食べる時、罪悪感を抱いてしまいます。でもやめられない、という人が多いのが現状。
ギルトフリーが多くの人に人気な理由は、無理に食べることを拒絶するのではなく、食べると健康に良い影響を与える、という逆転の発想を実現したところです。
また、プラスαの効果を期待できる商品も増えています。
そのひとつは、カルシウムや鉄分、食物繊維などの不足しがちな栄養素を補給できる商品です。体が必要としている栄養素を含むものを選んでいくことができます。
他にも、地球環境や生産過程などに配慮したエシカルな商品も多くあります。
農薬や添加物、人工的な物質を使わないことで生産者と摂取者の健康を守るなどという点から環境にも配慮されていると言えるのです。
日常の食生活や、地球環境といった大きな視点からも、ニーズが高まっているギルトフリー。ギルトフリー食品・スイーツなど様々販売されていて、身近なスーパーなどでも目にすることが増えています。
ダイエットや糖質制限などでストレスを感じる方をはじめ、普段食事を気にされていない方も簡単に採り入れられるのでおすすめです。
体に負担をかけないギルトフリーの食事やスイーツを楽しみながら、美容・健康を保ちましょう。
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