vol.340 女性におすすめの大豆イソフラボンとは?
イソフラボンの基礎を知って上手に取り入れよう

column

2023.06.08

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私たちの身体をつくっている三大栄養素の一つ、たんぱく質が豊富に含まれていることから、「畑のお肉」とも呼ばれている大豆。
大豆はさまざまな栄養成分が含まれており、食卓に欠かせない食品の1つ。
その大豆の中の栄養素の1つで、女性ホルモンと似た働きをすると言われ、多くの女性に支持されてきた大豆イソフラボン。それは知っていても、効果的な摂り方を知らない と実は…ということも。大豆イソフラボンを摂って毎日イキイキするためにはどうすればいいのでしょうか。

大豆イソフラボンとは

「大豆イソフラボン」とは、大豆、特に大豆胚芽(芽になる部分)に多く含まれる成分で、大豆以外でも葛 (くず)などのマメ科の植物に多く含まれている、ポリフェノールの種類の一つです。
ポリフェノールは抗酸化力が強いので、細胞を老化させたり 傷を付けて病気の原因になるという活性酸素を抑制し、生活習慣病の改善や予防に役立つとされています。

また、この大豆イソフラボンは女性ホルモンの一つであるエストロゲンと分子構造が似ているため、植物性エストロゲンとも呼ばれています。
女性ホルモン「エストロゲン」(卵胞ホルモン)に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれるので、女性はしっかりと摂りたい栄養素です。

イソフラボンが含まれる食品

イソフラボンは、大豆や葛 の根、ハーブの一種であるレッドクローバーなどに含まれています。
また、豆腐・しょうゆ・みそなど大豆由来のほとんどの食品に含まれていますが、原料とした大豆の種類や加工食品の製造方法などによって、含有量は変わります。

イソフラボンには2種類ある

元来、生の大豆にはイソフラボンは糖がついた物質として存在しているのですが、大豆加工食品はそれぞれの食品加工処理の段階でイソフラボンの形が変わるものもあることが知られています。

糖がついて分子の大きい 「グリコシド型イソフラボン」。もう一方が、分子が小さく体への吸収力が優れている「アグリコン型イソフラボン」の2種類です。

グリコシド型イソフラボンは、イソフラボンに糖が合体した分子構造の大きいもので、そのままの状態では腸からの吸収は難しく、大半が排出されてしまいます。

アグリコン型イソフラボンは、グリコシド型イソフラボンの分子が小さくなって吸収されやすい構造のものです。アグリコン型イソフラボンの状態で摂取した場合、すでに糖が外れているので、腸内細菌の働きに関係なく、胃や腸ですみやかに吸収されます。
グリコシド型イソフラボンをアグリコン型にするには、「発酵」させることがいいとされているので、味噌や醤油がおすすめ。また、腸内環境を整えて腸内細菌に糖を切り離してもらう方法があります。

大豆イソフラボンを摂取するメリットは

女性らしい体をつくる役割を持つという大豆イソフラボン。
どのような効果があるのでしょうか。

ホルモンバランスを整えて月経不順の改善

イソフラボンの分子構造は女性ホルモンのエストロゲンの分子構造に似ているため、エストロゲンと同じような働きがあります。
そのため、ホルモンバランスを整え、月経不順や月経前症候群による不調を和らげる働きが期待できます。

血行を促進して代謝を良くする

イソフラボンには赤血球の粘度を抑制する働きがあり、血液をサラサラにする効果があります。その働きによって血行が良くなり、末端血管まで血液が行き渡るようになり冷え体質などの改善が期待できます。

冷え体質の方は温かい環境でも体の中が冷えているケースが多いです。厚着などの対策をしても、根本的に血流が改善されなければ冷え体質の改善にはつながりません。

更年期障害を予防・改善

女性の更年期障害は、女性ホルモンの減少によって引き起こされます。イソフラボンは不足した エストロゲンに代わってその受容体と反応し、補足的に働くために更年期の症状を緩やかにする効果や、骨粗しょう症を予防する効果があります。

生活習慣病の予防と改善

イソフラボンは、悪玉コレステロールを排除する役割も担っていて、細胞内に脂肪が蓄積するのを抑えたり、脂肪 の燃焼を促進したりする働きがあります。
そこから、生活習慣病の予防・改善においても注目されています。

大豆イソフラボンはどのくらい摂取するといいの?

おすすめの摂取量は、毎日40~50mgくらいと言われています。
内閣府の食品安全委員会では、大豆イソフラボンの1日の摂取量の上限目安は70~75mg としています。

木綿豆腐1/2丁で42mg
豆乳200mlで41mg
納豆1パック(45g)で36mg
きなこ大さじ2杯で19mg
程度が含まれると言われています。

多めに摂取しても体外に排出されますが、摂りすぎは良くありません。 そして、妊娠中や生理中はエストロゲンの分泌量が多くなっているため、サプリメント等を余分に摂る時などは、医師・薬剤師に相談しましょう。

このように女性の悩みに寄り添う特別な力を持つ、大豆イソフラボン。
大豆イソフラボンは大豆を原料とする食品のほとんどに含まれます。
また、手軽に大豆イソフラボンを摂取するには、天然由来成分のサプリメントもおすすめです。
大豆のパワーを取り入れて健康で若々しい心身を保っていきましょう。

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