vol.289 食べ物でセラミドを増やせる?
乾燥しらずなぷるぷる美肌へ導くセラミド

column

2022.12.16

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冬になるとお肌の乾燥が気になる…という方は多いのではないでしょうか。
肌の保湿効果をより高めるためには、保湿のサポートができる食べ物を食べ、体の内側からアプローチすることも忘れてはいけません。

「肌は内臓の鏡」と言われ、毎日行う外側からのスキンケアに加えて、インナーケアも大切。

今回は、インナーケアの中でもお肌の乾燥対策としてお肌の潤い維持に欠かせない保湿成分「セラミド」について考えていきたいと思います。
セラミドというと、スキンケアのイメージがあるかもしれませんが、実は食べ物にも含まれているのです。

セラミドってどんな成分?

肌のうるおいやハリを保つために、欠かせない成分がセラミドです。誰の肌にもある成分で、細胞接着に関与していたり、水分を飛びにくくする働きがあったりします。

具体的に、セラミドの働きは主に2つ。
【水分を保持して肌の潤いを保つ保湿機能】
【紫外線、花粉、ウイルス、摩擦などの外的刺激から肌を守るバリア機能】

私たちの肌は外側から順に、表皮・真皮・皮下組織によって成り立っています。その中の表皮にセラミドが含まれています。
表皮の中でもセラミドが存在する角質層は、皮膚の1番外側にある、わずか0.02ミリの層。
セラミドは細胞間脂質に属しており、角質層の潤いを保つ働きとして、の50パーセント以上の割合を占めると言われています。そのため、セラミドはお肌の角質層を潤いで保ち、バリア機能を高めるために、非常に重要な成分といえるでしょう。

セラミドが減少する理由

肌の中にあるセラミドの量は、以下のような理由で減少します。
① 加齢:50代になると20代の約半分の量になると言われています。
② ターンオーバーの乱れ:紫外線や乾燥などによるターンオーバーの乱れによって、セラミドがうまく作れなくなることがあります。
③ スキンケア:クレンジングや洗顔でごしごしと強くこすったり、洗浄力が強すぎるものを使うことで、肌に必要なセラミドも洗い流されてしまうことがあります。

セラミドが減るとどうなるの?

セラミドが不足したお肌は、バリア機能が弱るので外的刺激を受けやすくなります。そのため、ちょっとした刺激でお肌に炎症が起きやすくなり、赤みやかゆみが起きたり、最終的にはシワ、たるみ、くすみ、シミなどの肌トラブルにつながることもあります。

セラミドを増やすために

セラミドを増やすために、スキンケアで補うことやターンオーバーが乱れないように生活スタイルを見直すことは大切です。
それと共に、食べるものから補うこともできます。セラミドを多く含む食べ物を上手に取り入れれば、身体の内側からも乾燥ケアができるでしょう。

セラミドが多く含まれる食べ物

セラミドを豊富に含む代表的な食べ物や飲み物は、下記のとおりです。セラミド不足が気になる人は、日々の食事に取り入れてみましょう。

<セラミドを多く含む食べ物>
・生芋こんにゃく   ・米
・ほうれん草     ・ごぼう
・麦類        ・豆類
・キノコ類      ・牛乳
・ワカメ       ・ひじき
・小麦        ・そば

中でも、もっとも多いのはこんにゃくです。
こんにゃくには、こんにゃく芋をすりつぶして作る方法と、こんにゃく芋を一度粉状にしてから作る方法があります。
生芋こんにゃくは、こんにゃく芋をそのまますりつぶして作るため、セラミドが豊富です。

セラミドのサプリメントは、こんにゃく芋が原料になっているものも多く存在しているほど、おすすめの食材です。

合わせて摂りたいセラミドの生成をサポートしてくれる食材

セラミドを含む食べ物や飲み物だけでは摂取に限界があるため、セラミドの生成をサポートする食べ物も摂取していきましょう。
例えば、ニンジン、トマト、ピーマンなどの緑黄色野菜類は抗酸化作用に優れ、セラミドの合成を妨げる活性酸素を除去するはたらきがあります。
たまねぎやキャベツといった野菜は血行を促進する効果があるため、肌表面への血流も改善して、栄養成分をお肌まで運搬するのをサポートしてくれます。

潤い肌を手に入れるために欠かすことのできないセラミド。
セラミドは肌の水分量を保ちやすくし、外部刺激から肌を守るバリア機能の役割を果たします。
セラミドが不足すれば肌に潤いがなくなり、乾燥肌などのトラブルにつながってしまいます。
それを防ぐためにも、コスメだけでなく、セラミドの生成を促す食材を取り入れることを心がけましょう。

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