vol.277 オリエンタルでエキゾチックな香り。
サンダルウッド(白檀)の効果効能は

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2022.11.14

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甘く優しい温かみがあり、ウッディーでエキゾチックな香りが特徴のサンダルウッド。
日本では、白檀(びゃくだん)としてお香やお線香などにも使われてきたので、知らず知らずに嗅いだことがあったり、親しみを感じるという人も多い香りです。
日本だけでなく、インドでも古くから寺院で瞑想時や儀式などでも使われていることでも有名なサンダルウッド。

今回はこのサンダルウッドがどのような特徴や効果があるのかまとめていきます。

サンダルウッド(白檀)の基礎

サンダルウッドの和名は白檀。太平洋諸島各地に分布する樹木で、高さは9m程になり、紫色の花を咲かせます。香木には高品質で香りの強いインド原産のものが主に使用されます。寺院やお仏壇にあげるお線香にも広く使われているため、日本でもなじみの深い香りです。

科名:ビャクダン科
学名:Santalum spicatum, Santalum album
香り:オリエンタル系
抽出部位:木(心材)
産地:インド、スリランカ、オーストラリアなど

サンダルウッドは貴重な香り

仏教やヒンドゥー教の寺院では「死者を来世に運ぶ」と言い伝えられ、サンダルウッドを焚き宗教儀式で使われてきた歴史があります。
サンダルウッドの木が成木になるには約60年もかかると言われており、特有の香りを放つようになるのは少なくとも30年以上、より上質な芳香を得ようと思えば80年以上はかかるとされていて、時間がかかり簡単に手に入るものではありません。
このように時間がかかることに加え、サンダルウッドの香りに含まれるサンタロールという成分が化学合成できないため、香水の原料の中でも最も貴重なもののひとつとされています。

サンダルウッドの効果、効能

心への効能:鎮静、神経強壮、抗うつなど

サンダルウッドは精神とスピリットに働きかけると言われ、嗅ぐことでとても深いリラックス効果を得ることが出来ます。
そのため、頭痛や不眠症などの神経系の興奮状態に効果的です。それと同時にメンタル強化や集中力を高めるなどの効果も認められていて、自分を見つめ直し、精神を穏やかに整えてくれるなどの効果が期待できます。
ストレスが溜まってしまって仕事への意欲がわかない時や、精神的に不安定な時などにサンダルウッドの香りを使うことがおすすめです。

体への効能:消炎、鬱血除去、鎮咳など

血流を良くしてくれるので冷え・むくみを改善するのと共に熱を発散して冷ましてくれます。腸や泌尿・生殖器系の、熱性の不調に効果的です。下痢や、膀胱炎などの泌尿器系の感染症にもいいと言われています。呼吸器系の炎症や痰、喉の傷みにも効果があります。

また、肌をやわらかくし、不足した水分を補ってくれたり、引き締める効果が期待でき、スキンケアでも人気があります。
鎮静させる効果があるので、炎症、肌荒れにもおすすめされています。

催淫作用ももっており、異性を惹きつける作用があるため、香水などの香り付けなどにも使われる香りです。

サンダルウッドを使うときの注意点

香り立ちはゆっくりですが、非常に香りが濃いため、使用の際には、強さに注意が必要です。
特に、妊娠初期やうつ状態の方は、使用に注意をして、医師に相談の上、使用するようにしましょう。

いかがでしょうか?
日本人が昔から使っている白檀の香りには、このような様々な効果があります。
昔からなじみ深い香りのため、香りを嗅ぐとリラックスできると感じる方も多くいるのではないでしょうか。
忙しい現代人だからこそ、脳と体をリラックスさせるのに、植物の香りの力をうまく活用しましょう。

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