vol.163 カーボンニュートラルとは?再生可能なエネルギーと私たちの暮らしの関係は?<後編>

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2021.11.16

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今、世界規模で注力して解決しようとしている地球温暖化対策。
前回、カーボンニュートラルとはどういう取り組みなのか 、みてきました。
今回はそのカーボンニュートラルに向けて、世界の取り組みや日本での取り組みについてみていきましょう。

カーボンニュートラルを実現するための 世界の取り組みは?

温室効果ガスの排出量を削減するために、世界中の企業や政府が挑戦を始めました。

南米のパタゴニアでは、有機肥料を奨励することで、温室効果ガスが地中から出てこないよう固定化する取り組みが行われています。
ドイツでは、ガソリンでなく燃料電池で動くクルマを開発したり、イギリスロンドンでは、地下鉄の排熱を近隣の企業や家庭の暖房に応用することで、都市全体の電力消費量削減を目指しています。
フランスでも、電気自動車の購入支援強化や建築物の省エネ改築支援などが進みつつ、再生エネルギーの開発強化などが進められています。

ここに記載した国は一例で、他にも、 スペイン、シンガポール、フィリピン、インドネシアなど多くの国や地域でこのカーボンニュートラルに対して力を入れて取り組まれ始めています。
では、私たち日本ではどういったことが進んでいるのでしょうか。

カーボンニュートラルに向けて日本でスタートしている取り組みは

実際、様々な分野でこういったカーボンニュートラルに向けた取り組みが行われ始めています。

例えば、工場などの産業分野では、機器のエネルギーを電力に変えたり、バイオマスの活用の促進、セメント産業ではCO2をコンクリートに用いて原料などに使用する取り組みやCO2を利用した「CO2吸収コンクリート」の開発、運送業界では電気自動車の導入などが進められています。
また、通信業界の企業で太陽電池を増やし、再生可能エネルギーを供給しはじめているところもあります。

それだけではなく、2016年には徳島は全国で初めて「脱炭素社会の実現」を掲げる条例を制定しました。脱炭素社会を実現するために、2030年度までに県の電力需要における自然エネルギーの割合を50%にするという目標を掲げており、自然エネルギーの拡大、水素エネルギーの導入に力を入れています。
実際、県庁での水素ステーションの導入や、公用車への燃料電池自動車の率先導入などが 進められてきています。

国や自治体、企業ではこのような取り組みが進んでいますが、この問題は私たちの課題でもあります。
地球温暖化の未来は待ったなしの状態です。

私たち一人ひとりの意識と生活の変化によって、より温室効果ガス を減らすことが可能になります。
車移動をやめて自転車を使う。不要な電気は消す。シャワーを出しっぱなしにしない。洗濯はまとめて行う・・・
など、私たちができることは多くあります。
1つ1つの行動は些細なことかもしれません。ですが、一人の百歩より100人の一歩。
みんなで力を合わせてこの課題を考えていきましょう。

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