vol.245 栄養豊富で用途も多様な「オートミール」。
種類や栄養価から食事への取り入れ方をご紹介

column

2022.07.27

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最近、雑誌などで注目を集めている食品の一つ、オートミール。スーパーなどでもオートミールを使ったお菓子やお惣菜など多く目にします。
海外では朝食メニューとして知られ、海外セレブやアスリートが愛用するスーパーフードとして注目を集めています。
このように流行っているのは知っているけれど、意外と食べたことがないという人も多いのではないでしょうか?
ヘルシーで栄養価が高く、ダイエットや美容に向いている食品として人気がありますが、実際オートミールとはどういった食品なのでしょうか?
今回は栄養素を始めオートミールが持つ魅力や簡単にできるおすすめの食べ方をご紹介します。

オートミールとは?

オートミールとは、オーツ麦や燕麦(えんばく)と呼ばれる穀物を潰して食べやすくしたシリアル食品。
名前は「Oats(オーツ麦)」と「Meal(食事)」の 組み合わせからきています。

アメリカやイギリスなどでは古くから食べられてきました。
日本では短時間で調理できることや栄養バランスが非常に優れていることで健康食品として人気を得つつあります。

オートミールの種類

オートミールと一言で言っても、加工の方法によって4種類に分けられます。
脱穀したオーツ麦1粒を2~3つにカットしたものが「スティールカットオーツ」。おかゆなど煮て食べることが多いです。
脱穀したオーツ麦を蒸してフレーク状にしたものが「ロールドオーツ」。
ロールドオーツをさらに細かく砕いたものが「クイックオーツ」です。おかゆやコーンフレーク代わりとして食べられることが多いです。
ロールドオーツに味をつけたものが「インスタントオーツ」と呼ばれています。

オートミールを初めて試す方には、調理時間の短い「クイックオーツ」、「インスタントオーツ」がおすすめです。

オートミールの栄養素と体への効果

日本でオートミールに注目が集まっている理由の一つは、栄養バランスが優れていること。
どのような栄養素が含まれているのでしょうか。
オートミールは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく含んでいて、その量は玄米の約3倍、白米の約19倍もあると言われています。
その食物繊維においても水溶性と不溶性食物繊維のどちらも含んでいるので、腸内環境を整え、便秘の解消につながります。腸内環境が整うと、太りにくくなったり、美肌や免疫力アップにもつながったりといいことづくめ。

また、食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラル、たんぱく質、女性にうれしい鉄分なども含んでいます。
お好みにもよりますが、1人あたりの1食分の量は、30〜50gが目安。

食べ過ぎると下痢をする、またはお腹に詰まって便秘になるなんてこともあるのと、いくら栄養価が高いといってもこれだけを食べると栄養不足になってしまうので、注意しましょう。

オートミールの取り入れ方

オートミールは煮込んだり焼いたり することもできますが、そのまま食べることもできます。 しかし、硬いものが多いので、お好みの硬さにふやかすことがおすすめです。

そのまま食べるときの方法は、例えばヨーグルトや牛乳をかけて食べてもOKです。
また、もっともオーソドックスな調理法は、オートミールの3~4倍の水、もしくは牛乳で3分ほど煮ておかゆにするというもの。電子レンジで1~2分ほど加熱することでも同様の調理が可能です。
梅干しや明太子、卵などをトッピングしたり、リゾットのお米の代わりにして食べてもおいしいです。

また、マフィンやスコーン、クッキーなどの生地にオートミールを練りこんだり、パンケーキの生地に混ぜて焼くなどもおすすめです。

オートミールは、ビタミン、ミネラル 、日本人が不足しがちな栄養素であるカルシウム や貧血改善のために必要な鉄分、エネルギー代謝に関わるビタミンB1など が含まれていて、優秀な食材です。
これからの時期、夏バテ予防の効果も期待できるので、ぜひうまく日常の食事に取り入れてみてください。

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