vol.254 あなたの言葉は肯定語?否定語?
「言葉」のチカラで運命を変えよう!

column

2022.08.30

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私たち人間の生活で当たり前に行っていることの1つ「会話」。
私たちは「会話」をするときに、当たり前に言葉を話していますが、どのような言葉を使っているか意識をしたことはありますか?

言葉一つで相手を元気にさせたり、喜ばせたり、はたまた傷つけたり、自分が喜んだり、傷ついたり。
日本には「言霊」という単語があり、古来から言葉には強力な霊力が宿っていると考えられているように、その影響は計り知れません。

子育てでも、仕事でも、友人関係でも、夫婦関係でも、私たちは生活をする上で言葉を使わない日はありません。
1人のときですら、実は自分自身と会話をしています。
そんな言葉の持つ力について、考えていきたいと思います。

肯定語と否定語の違い

私たちが普段発する言葉には、「肯定語」と「否定語」があることをご存じでしょうか。
これは同じ物事に対して使う言葉の選び方が違うということ。

例えば外出するときに「忘れ物しないように」と声をかけるか「全部持った?」と声をかけるか。
「忘れものをしないように」という言葉は、失敗を連想させるので否定語なのです。
忘れ物をしないようにと意識をしていて、忘れたことはないでしょうか?
それは、脳が忘れ物をすると認識をしているので、そのような現実を無意識に刷り込み、忘れ物をする現実が生まれるのです。

例えば、「ペンギンを想像しないでください」と言われるとどうでしょう。
おそらくほとんどの方がペンギンを想像したのではないでしょうか。

このように言葉を聞いたときに、脳は「〇〇ない」という言葉を認識しません。
そのため、「ペンギンを想像」が残り、イメージされるのです。
ですから、先に出てきた「忘れ物をしない」も、「忘れ物」が残り、無意識のうちに忘れ物をする現実となります。

成人するまでに肯定語より否定語が10倍も多い!?

上記のように、普段どのような言葉を選ぶかで、私たちは捉え方が大きく変わります。
ですが、人間は成人するまでに約148000回もの否定的な言葉を聞いているという説があります。逆に、肯定的な言葉は5000回とも、15000回とも言われていて、その差は実に10倍以上にも。

ですから、普段の考え方、伝え方が否定的な表現が多くなるのは当たり前。
長く刷り込まれた考え方をある日突然変えることは難しいでしょう。
ですが、あきらめずに続けていくことで、必ず変わっていきます。
刷り込まれた数が否定的なことが多ければ、今日から肯定的なことを多くしていけば、逆転したときに必ず考え方捉え方は変わります。

否定語を肯定語にする「リフレーミング」

「リフレーミング」とは心理学の用語で、枠組みを変えて感じ方も変えるフレームワークのことで、今まで思い込んでいた考え方を別の視点から捉えなおすことになります。

例えば、コップに水が入っているのを見たときに、
「半分しかない」ととらえているのを
「まだ半分もある」ととらえるようにすること。

起きている目の前の事象は変わらないですが、捉え方が違うことがわかるのではないでしょうか。

例えば、以下のような否定語も捉え方が変わると違う側面が見えてきます。

・こぼさないで→しっかり運んで   ・走らないで→歩いて
・立たないで→座って        
・なんでしてくれないの?→してくれてありがとう
・今日も疲れた→今日も頑張った   ・しゃべるのが下手→聞き上手
・できない→やってみよう      ・意志が弱い→柔軟に考えられる
・計画性がない→臨機応変      ・すみません→ありがとう
・間違えないように→正確に     ・緊張しないように→リラックスして
・うるさい→元気、明るい      ・心配性→細かな点に気づける
・頑固→意思が強い         ・あわてんぼう→行動的
・失敗しないように注意して→うまくいくように願っています

どうでしょうか?
仕事の場面、子育ての場面で使っている言葉もあるのではないでしょうか。
どのような短所、ネガティブに見えることでも、その見方を変えると長所になったり、プラスに捉えられたりします。

こういった声かけですが、他人とだけではなく、自分自身ともしていませんか?
一日終わったときに「あー疲れた」と独り言をつぶやいたり、失敗したときに「なんでこんなこともできなかったのか」と自分を責めたり。
頭の中で、自問自答を繰り返しているのを気づきませんか。

他人はもちろん、自分へのこういった言葉の選び方一つで、自信や自己肯定感も変わってきます。
特に私たち日本人は、謙虚であることを美徳とされてきたので、知らず知らずのうちに、「自分なんて」と思いがちなのです。

自分のことをノートに書いてみよう

もし、自分自身が否定的な言葉を多く使っているなと思ったら、
一度その言葉を書き出してみましょう。
普段使う言葉でもいいですし、思い浮かばないときは、自分の欠点や好きではない部分をノートに書き出してみましょう。
そして、その横に、捉え方を変えてみて、肯定語を書き出していきます。
思いつかないときは、周りの人に聞いてみるのもいいでしょう。

そうすると、意外と欠点だと思っていたところが長所だと気づき、自分に対して、周りの人に対しての捉え方が変わるのを感じられるはず。

ぜひ、毎日、これを意識して自分自身のことを褒めてみましょう。
自分のことがなかなか褒められない人は、周りの人のいいところを見つけるようにしてみてください。周りの人のいいなと思ったところが、自分の中にもあるのではないでしょうか。
注意したいのは、他人と自分は別なので、比べる必要はありません。
自分にはない他人のいいところは見つけたときは、自分も真似しよう!と思うだけ。それは伸びしろだということでもあります。

捉え方で人生は変わる!

エジソンは実験をする中で、こんな言葉を残しています。
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」

また、マザーテレサの残した言葉に以下があります。

「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」

このように、捉え方一つで、失敗にも成功にもなり、運命までも変わっていきます。
あなたが今、物事をどう見て捉えていくか、それ次第で、自分自身も、周りの家族や友人との関係も大きく変わってくるでしょう。

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