vol.205 スパイスの王様と言われる「胡椒」。
小さな実に詰まった効果、効能は

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2022.03.28

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食材の下味付けや味を整えるのに活躍してくれる万能調味料の胡椒。
様々な料理との相性が良く、何気なく薬味として日々の食事に使っているものですが、どれだけこの胡椒について知っているでしょうか?
身体によい植物成分が高濃度で含まれているためスパイスの王様とも言われる胡椒ですが、その栄養成分や健康への効果などを詳しく知らない人は多いのではないでしょうか?

今回は、胡椒の歴史や種類、栄養成分など、詳しく見ていきましょう。

胡椒の原産地や特徴などの基本情報

胡椒は、コショウ科コショウ属のつる性植物で、インドが原産地です。主に東南アジアや南米などの熱帯地域のみでしか栽培されていないため、日本で生の胡椒を目にする機会は少ないでしょう。
私たちが目にしている黒い粒は果実に当たり、香辛料として使用されています。
胡椒は、黄緑色の小さい花が穂状に垂れ下がって咲いた後、丸い果実が房状に実ります。果皮の色は熟れるにつれて緑色から黄色、赤色へと変化していきます。
普段目にするのは、黒胡椒(ブラックペッパー)が多いですが、他にも白胡椒(ホワイトペッパー)、ピンクペッパーやグリーンペッパーなどもあり、いずれも同じ植物から採れ、収穫後の製法によって名前が異なります。

胡椒の歴史

胡椒の起源は紀元前後からインド洋とその周囲の海域の交易の主要な交易品であったことが始まりです。
ヨーロッパでは、中世に入ると肉料理の臭み消しや防腐剤として使用され、食料の長期保存に不可欠な存在になり、そのため、金や銀と交換されるくらいの高級品でした。
バスコ・ダ・ガマもインドを訪れて大量の胡椒を母国ポルトガルヘ持ち帰ったと言われているように、多くの人に胡椒は求められてきました。
日本には、奈良時代に中国から漢方として入ってきて、江戸時代には庶民の間に広がり、暑気払いとしてごはんに胡椒をかけて食べられていたそうです。

名前の由来

胡椒の「胡」とは中国西方の異民族を指す言葉で、「椒」とは山椒のこと。胡の国から伝わった、辛いものという意味で、中国で名づけられた名前を、日本でそのまま使っています。

小さな胡椒の実に詰まった栄養

胡椒には、ピペリンと呼ばれる辛味の栄養成分が含まれています。あまり聞きなじみのない栄養素ですが、代謝を促進したり、胃腸の調子を整えたりと様々な効能を持っています。他にもカリウム、カルシウム、マンガン、マグネシウム、鉄分などのミネラル成分なども含まれています。

胡椒が持つ健康効果

あの小さい実の中に様々な栄養が含まれていますが、私たちの体にそんな胡椒の持たらせてくれる効果をご紹介します。

発汗作用・血行の改善

ピペリンには、交感神経を刺激し、血管を広げて血流を良くする働きがあります。血行の改善は体温を上昇させるので、エネルギー代謝を上げ、発汗作用、冷えの改善にもつながります。

消化不良の改善、食欲促進

ピペリンには脾臓の消化酵素を刺激する力があり、また上記の血行促進作用により胃腸を刺激して消化器官の働きを向上させる効能もあります。その為、胃腸の不調の改善や食欲増進につながります。

抗菌、防腐作用

ピペリンがもたらす抗菌・防腐作用は胡椒の起源としては有名なこと。
お肉の長期間保存に活用されてきましたが、この作用は体内でも同じで、体内から細菌を追い出す作用があるとされています。

ダイエット・エイジングケア効果

ピペリンによる血行改善の効能は、体温の上昇や代謝効率の向上につながります。また、交感神経を刺激する作用によりアドレナリンが分泌され、脂肪分解酵素が活発にもなります。エネルギー代謝もよくなっているので、脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエットに効果的な成分と言えるでしょう。

また、ピペリンには抗酸化作用もあり、肌の老化を防ぐとされています。血行促進の効能や鉄分を多く含んでいることも美肌作りを助けてくれエイジングケアになります。

ストレス緩和

胡椒に含まれる香り成分のひとつ「βカリオフィレン」には、神経をリラックスさせ怒りや不安を和らげる作用があります。また、ピペリンには、落ち込んだ気分を持ち上げてくれる脳内物質であるセロトニンやエンドルフィンを増やす効果があります。
このセロトニンやエンドルフィンは、別名幸せホルモンと呼ばれる物質で、ストレスを緩和させ、落ち着いてスッキリとした気持ちにさせてくれます。

血圧の抑制

コレステロール値を改善し、血糖値のコントロールにも役立つという研究結果が報告されています。
ネズミに42日間高脂肪の食事に黒コショウエキスを加えて与えたところ、悪玉コレステロール(LDL)を含め、血中コレステロール値が下がったという研究結果もあります。
また、胡椒に多く含まれるカリウムには塩分排出を促す効果がある為、血圧が高いと言われた方にもおすすめです。

食べすぎには注意

栄養成分が豊富で、古くから漢方としても使われてきた胡椒ですが、食べ過ぎると、下痢や腹痛を起こすことも。
製品によっては辛さの調節のために小麦粉が含まれているものもあるので、食べ物アレルギーがある方は注意しましょう。

シナモン・ナツメグ・クローブとともに世界4大スパイスに数えられ、世界中で様々な料理に広く用いられている胡椒。
絶妙な辛さと力強い味で、様々な用途に使用され、多くの料理の味を良くしてくれるだけでなく、健康や美容でも様々なメリットがあります。
野菜料理やパスタ、肉、魚、鶏肉など合う料理は数え切れない香辛料の胡椒なので、うまく食事に摂り入れていきましょう。

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