前回、プラスチックの歴史や問題について取り上げました。
現在、そんなプラスチックに多くの企業でも新しい取り組みがスタートしています。
プラスチックを理解し、上手に付き合う方法を含めて、プラスチック事情を考えていきたいと思います。
先行している海外の レジ袋
海外ではスーパーで買い物をすると、レジのところに紙袋が売っているところもあります。
プラスチックの袋ではなく紙袋が主流。もしくは どれだけ買うの?と思うくらいの量が入りそうなスーパー のオリジナルブランドのマイバッグを販売しているお店もあります。
そして野菜などはプラスチックパックに入っているわけではなく、バラ売りになっている為、そのままか、もしくは備え付けの袋に入れ、レジまで持っていきます。
その備え付けの袋に関しても日本では触れたことのない触り心地。
そのスーパーの袋は微生物によって分解される性質のある「生分解性プラスチック」やとうもろこしなどの再生可能資源でできた「バイオマスプラスチック」と言われるものでできていて、地球温暖化防止に繋がるとも言われています。
その国では、環境への配慮のためにレジ袋が廃止されており、
自然環境の改善と維持を国が掲げ、法律化され、そして法律違反の場合は罰金もあるそうです。
日本の環境維持に向けての取り組みは?
このような問題について日本ではどのような取り組みを行なっているのでしょうか?
スーパーでは昔からよく見る光景でありますが、牛乳パックの回収の他に、卵のプラスチックパックや魚、肉を主と するプラスチックトレイの回収を引き続き行っているのをよく見受けます。
スーパーやコンビニエンスストアで売られているお菓子類の袋も、何気にプラスチックの袋から紙袋に変わっていることも最近はよく目にします。
また、化粧品会社が空きプラボトルを回収したり、プラスチックに今まで入れていた液体を瓶ボトルに変えたりしています。
レストランやキッチンカーではこのコロナ禍でテイクアウトの需要が増え、その上、1店舗1店舗が環境への見直しも考え、テイクアウト用の器がプラスチックから植物性由来の器に変えたという店舗もありました。
大手コーヒーチェーンも大きく環境問題に取り組んでいます。
プラスチックストローの廃止、プラスチックから紙を使用したカップに変更するなど…。
衣料の現場でも、リサイクルや、リユースを心がけ、お客様から引き取ったものをリメイクし、新商品開発に取り組んでいたり、海のゴミとして回収されたプラスチックで服やバッグにアレンジし、商品化をしているところもでてきました。
一社一社が変わりつつあるのも実感できます。
ヴィラロドラでもこんなところに
ヴィラロドラの製品はすべて、以下の約束のもと作成されています。
・リサイクルできないパッケージや過剰包装を避ける。
・直接製品と触れる容器は、人や環境に無害でリサイクル可能なものを使用。
・ポリ塩化ビニール、フェノール樹脂、焼却時にダイオキシンを発生させるプラスチックは、使用不可。
そのため、過剰な装飾をしていないので、シンプルすぎると感じられたり
容器が少し柔らかいと感じられることがあるかもしれません。
それは、ヴィラロドラを製造されているKemon社の「自然こそが、人類にとって最も貴重な財産である」という考えの現れ。
人だけでなく、自然にも優しい会社でありたいという想いからなのです。
私たちができること
国や企業が地球温暖化や環境問題に取り組む姿勢は皆さんにはどのように映るのでしょうか?
確かにレジ袋有料化で今までもらっていた袋をもらわなくなった方も大きく増えたことと思われます。
しかしながら、プラスチックを使用したアイテムはまだまだたくさん。
正直なところ、プラスチックに頼らねばならない部分は未だにありますが、一人一人がプラスチックでなくても大丈夫な商品を購入することが自然環境を守る大きな手段になります。
既に推進されていることですが、マイバッグ持参でレジ袋の購入を控えてみたり、テイクアウト時のコーヒーをマイカップ持参で購入、コールドドリンクを購入する場合やレストランでの食事の時のドリンクにはマイストローを持参してみる、テイクアウトでなくイートインをする、紙袋に包まれたお菓子を選んでみる、リサイクルできるものはリサイクルをする…など、一人一人が意識してみるだけで大きな力となり、環境改善に結びついて行く のではないでしょうか。
自然豊かな地球へ
実際に私たちが現在食しているものも、今後は収穫量減少に陥り、価格の高騰、最悪な場合は農作物の絶滅に至る可能性もあります。
私たちの命を支えてくれるものは、 地球からいただくものばかり。
便利で気軽に使えるプラスチックを必要以上に使い続けることにより、私たちの生活にも大きな影響がでてきます。
プラスチックと上手に付き合うためには、必要以上には購入しないこと、そしてすぐに捨てるのではなく、できる限り使い回すこと、分別をしっかりして、リサイクルを活用すること。
水、緑、土と自然豊かな地球。
地球が無ければ私たちは生きていくこともできません。
地球からの恵みで私たちは生活できているわけです。
一人一人の小さな行動は必ず地球を守る素敵な活動となり、輝く地球の未来へと導いていくものになることでしょう。
日常の暮らしの中から是非行動してみてください。
プラスチックゴミが少しずつ減っていくことに実感が湧いてくることと思います。
そしてその行動は地球の未来、あなた自身の未来に結びついてゆきます。
すべてを通してオーガニックならではの心地よさを実感していただけます。
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