
街を歩けばあちこちで見かけるヨガ。
単独のヨガスタジオから、ジムの中のヨガ教室。イベントで開催されるものまで幅広くあり、
多くの方に知られて当たり前になっているヨガ。
すごく身近な運動になりましたが、十数年前 までは今のように一般的ではなくまだまだ一部の人にしか知られていませんでした。
でも、実はその歴史はかなり長く、紀元前からスタートしています。
今回は、ヨガの知識について深めていきたいと思います。

ヨガの誕生
世界のヨガの歴史
その起源はさかのぼること約5000年前。
紀元前2500年頃、日本では縄文時代。
その頃、海を越えたインド、インダス文明でヨガは誕生したといわれています。
なぜ、それが分かったのかというと、世界遺産に登録されているインダス文明最大級の都市遺跡「モヘンジョ・ダロ」には、陶器製の様々なポーズをとる小さな像や坐法を組んで瞑想する神像 などが発見されたためです。その為、その頃からヨガのようなことが行われていたのではないかと推測されています。
その後、時代を経て、インドにアーリア人がやってきます。 バラモン教を信仰していたアーリア人たちは、「ヴェーダ(知識、智慧)」と呼ばれる思想を確立していきます。
「あらゆる自然に神が宿っている」と信じ、「祈りを行うことで、神とつながる」ということで、紀元前1000年頃、彼らの祈りの儀式や手順が記載されたヴェーダ聖典がまとめられました。
そして、紀元前800年~500年頃には、サンスクリット語で書かれているウパニシャッド(奥義書)の中で「ヨーガ」という言葉が登場します。
2世紀~4世紀頃になると、インドの哲学者パタンジャリが「ヨーガ・スートラ」という経典を編纂されます。
この「ヨーガ・スートラ」にはヨガを行うための具体的な方法が記されていて、ヨガの根本経典として最も古い古典文献となります。
このころもまだ現在のヨガのようにポーズはなく、瞑想と座法を中心とした、あくまで「信仰のための祈り」という意味合いがメインでした。
現在のヨガの原点 動的な「ハタ・ヨガ」の登場
12~13世紀ごろ、それまで瞑想や座法をメインにしていたヨガに加えて「アーサナ(ポーズ)」と「呼吸法(プラーナヤーマ)」を取り入れた「ハタ・ヨガ」が誕生します。
現在、世界的に広がっているヨガはこの「ハタ・ヨガ」が派生したものといわれています。
「ハタ・ヨガ」はサンスクリット語で「ハ」は太陽=陽を、「タ」は月=陰、そして「ヨガ(=結ぶ)」という語源から成り立ちます。太陽と月、陽と陰、精神性と生命力のように、対として存在するもの同士を結び付け、調和させることを目的とします。
心身のコントロールを行い、自分を見つめなおすという目的も今と同じです。
1970年頃
ヨガの文化は世界に広がります。アメリカではおもに、ヨガが内面に働きかける要素とヒッピー文化の要素が共鳴した形で広まりました。

1990年頃
美容・健康に効果的なエクササイズとしてハリウッドセレブの間でヨガが流行。このブームが徐々に世界中へと広まり、現在に至ります。
日本におけるヨガの歴史
日本にヨガを伝えたのは空海
日本で最初にヨガが取り入れられたのは、なんと、平安時代。真言宗の祖である空海によって伝えられたとされています。
当時のヨガは、瑜伽(ゆが)と呼ばれておりあくまで仏教の修行として用いられていました。現在でも禅宗の「座禅」はその当時から残っているヨガのひとつの形です。

1900年代
空海から伝えられたのち、1919年に中村天風により、インドのヨガを最初に日本に広めたと言われる「心身統一法」を創案しました。
そして、40年代にハタヨガの修行活動が行われるようになり、58年には「日本ヨガ協会」が設立しました。
70年代には初めてのヨガブームが到来します。エクササイズ的な見せ方で美と健康促進的要素を盛り込んだヨガを求めて、多くの人がカルチャーセンターなどの教室へ行くようになりました。

2000年以降のヨガブーム
マドンナなどハリウッドセレブが火付け役となり、世界中で人気が高まったヨガ文化。そのブームは日本でも広がりました。
当初は美容効果やダイエット効果への期待から若い女性を中心にヨギ (ヨガをする人のこと)が増加。その後、ヨガがもたらす健康やメンタルへの効果も注目され、現在では女性のみならず男性にも人気です。
そして、その人口は、2010年になり100万人にもなってきました。

4500年の歴史の中で、様々な人々によって様々な進化を遂げてきたのが現代のヨガ。
平安時代の「ヨガ」と現代の「ヨガ」とでは名前は一緒でも、取り組み方や内容は大きく変わってきていることが分かります。
また現代では、ホット×ヨガをはじめ、サーフ×ヨガやハンモック×ヨガなど様々なバリエーションが日々増えています。
この、ヨガの歴史をひも解くと、宇宙の話、世界観、宗教観、インド哲学、東洋医学、心の科学に始まって、近年ではエクササイズ、ファッショナブルなスポーツといったとても幅広い分野に深く関わっていることがわかります。
ですから、一言でヨガの魅力を言い表すのはとても難しいことですが、
現代社会に生きる人々の健康を実現し、幸福な人生をもたらすもの、それがヨガです。
ヨガの教えである「心と身体はつながっている。」という考え方。
心が不調になると、身体も不調になります。
心が変われば、身体も変わります。
「心と身体をつなぐ。」
「今の自分とあるがままの自分をつなぐ。」
ヨガをうまく活用して、心身ともに健康で幸福な人生を創っていきましょう。

すべてを通してオーガニックならではの心地よさを実感していただけます。
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