vol.577 食べ過ぎ防止に◎食欲の秋を助けるアロマの力。
香りで賢く秋を乗り切ろう

column

2days ago

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朝晩の空気が涼しくなり、木々が色づき始めると、食欲を刺激する「秋の味覚」が次々に登場します。新米の炊き立てご飯、ホクホクのさつまいもや栗、脂がのったサンマなど、旬の食材はどれも栄養価が高く、自然と食欲をそそります。
実は秋になると体がエネルギーを求めやすくなります。気温が下がることで基礎代謝が上がり、体は「しっかり食べて冬に備えよう」と指令を出すからです。また、秋は日照時間が短くなることで気分が落ち込みやすく、無意識に「食べて元気を出そう」とする心理も働きます。
こうした要因から「気づいたら食べ過ぎていた…」という経験をする人も多いのではないでしょうか。そんなときに頼れるのが、香りを通して脳や心に働きかけてくれるアロマの力です。アロマを取り入れることで、食欲をコントロールしつつ、ヘルシーに秋の味覚を楽しむことができるのです。

食事の前に!アロマで満腹感を得る方法

「お腹が空いていないのに、なんとなく手が伸びてしまう」――そんな時に効果的なのが、食事の前にアロマを取り入れる方法です。香りを吸い込むと、脳が「満たされた」と感じやすくなるため、自然と食欲を抑えることができます。

具体的な取り入れ方

① ディフューザーを使って部屋に香りを広げる。
② ティッシュやハンカチにアロマオイルを1滴垂らし、深呼吸する。
③ 食卓に柑橘系アロマを軽く香らせて、リラックスした雰囲気を作る。

ポイントは「香りを意識しながら深呼吸すること」。呼吸を整えることで副交感神経が働き、心が落ち着き、食事をゆっくり味わうことができます。自然と噛む回数も増え、少量でも満足感を得やすくなるのです。

食欲を抑える効果が期待できるアロマ3選

グレープフルーツ

爽やかな柑橘系の代表格、グレープフルーツの香りには、気分を明るくするリフレッシュ効果があります。特に注目されているのは「ヌートカトン」という成分で、脂肪の燃焼をサポートするといわれています。また、柑橘系のフレッシュな香りは、空腹感を和らげて「食べすぎなくても満足できる」という感覚を促してくれます。ダイエット中の方にはぜひ取り入れてほしい香りです。

ペパーミント

すっきりとした清涼感が特徴のペパーミント。集中力を高め、気持ちを切り替える効果があるため、無意識の「ながら食べ」を防ぐのに役立ちます。さらに、ペパーミントの香りは胃腸をすっきり整え、満腹感を感じやすくする働きも期待できます。「小腹が空いた気がするけど本当に必要?」と自分に問いかけたいときにぴったりです。

フェンネル

フェンネルは古くから「食べ過ぎを防ぐハーブ」として知られており、甘くスパイシーな香りが特徴です。消化を助け、女性の体調をサポートする働きがあることから、ダイエット中の女性に特におすすめです。香りを嗅ぐだけでなく、フェンネルティーを食後に取り入れるのも良いでしょう。

食べ過ぎてしまった後のリセットアロマ

どんなに気をつけていても「今日はつい食べすぎた」という日もあるでしょう。そんなときは落ち込むのではなく、アロマで上手にリセットしましょう。

ジンジャー

体を内側から温め、消化を助ける働きがあります。食べすぎて胃が重いときにおすすめです。

レモン

爽やかな香りで気持ちをリフレッシュできます。脂っこいものを食べた後のリセットにぴったりな香りです。

カモミール

優しい甘さの香りが心を落ち着け、胃腸の不快感をやわらげてくれるでしょう。

使い方としては、上記の様なアロマを使用した入浴剤やバスソルトがおすすめです。もしくは上記の香りのキャンドルを浴室で使用するのもよいでしょう。香りに包まれながら体を温めれば、代謝をサポートしつつリラックスできます。また、ハーブティーと組み合わせることで、香りと味覚の両面から心身をケアできます。

アロマで賢く食欲の秋を乗り切ろう

旬の味覚を楽しめる秋は、食事の喜びを感じられる特別な季節です。しかし、「食べすぎて体が重い」「ダイエットが進まない」と悩んでしまうことも。そんなときこそ、アロマを味方にしてみましょう。
香りを取り入れることで、食欲をコントロールするだけでなく、心を満たす効果も得られます。無理に我慢するのではなく、「今日はこの香りを使ってみよう」と楽しみながら続けることがポイントです。自分に合った香りを見つけ、秋の味覚と賢く付き合いながら、健やかで心地よい季節をお過ごしください。

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