
なんだか体がダル重い、肩こりや腰痛がツラい、デスクワークでカチコチ…。そんな体のサインを感じていませんか? 仕事やプライベートで忙しい日々を送る中で、若い頃との体の違いに気づく方も多いのではないでしょうか。
しなやかで心地よい体を目指すために、ストレッチ はとても効果的なセルフケアです。でも、いつやるのが一番効果的なの? 朝と夜、それぞれにどんなメリット・デメリットがあるの? そんな疑問にお答えします。
今回は、朝と夜、それぞれの時間帯にストレッチを行うことのメリット・デメリットを徹底解説。あなたのライフスタイルや目的に合わせて、賢くストレッチを取り入れるヒントをお届けします。

なぜストレッチが大切なの?
そもそもなぜストレッチが大切なのでしょうか?
年齢を重ねるにつれ、筋肉量が自然と減り始め、血行も滞りやすくなります。長時間の同じ姿勢や、運動不足、ストレスなども相まって、筋肉はどんどん硬くなりがちに。
筋肉が硬くなると、体の動きが悪くなるだけでなく、血行不良による冷えやむくみ、肩こり、腰痛などの不調を引き起こしやすくなります。また、自律神経のバランスが崩れ、リラックスしにくくなることも。
ストレッチは、硬くなった筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げることで、これらの不調を和らげ、心身のバランスを整える効果が期待できます。
朝ストレッチのメリット・デメリット
朝ストレッチのメリット
1. 目覚めをスッキリ!体を活動モードにスイッチオン
睡眠中に固まった体をゆっくりと伸ばすことで、全身の血行が促進されます。脳にも新鮮な酸素が行き渡りやすくなり、シャキッと心地よく目覚めることができます。
2. 代謝アップをサポート
体を動かすことで、体温が上がりやすくなり、基礎代謝のアップにもつながると言われています。痩せやすい体質づくりを目指す方にも嬉しい効果です。
3. ポジティブな気分で一日をスタート
体を動かすことは、脳の活性化にもつながります。心地よい伸びを感じることでリフレッシュでき、前向きな気持ちで一日を始めることができます。
4. 良い姿勢を意識しやすくなる
朝に体を伸ばすと、自然と背筋が伸びて良い姿勢を意識しやすくなります。一日を通して美しい姿勢を保つサポートになります。
朝ストレッチのデメリット
1. 体が固まっているため、無理は禁物
朝は体温が低く、筋肉がまだ十分に温まっていないため、体が固まっています。強い負荷をかけたり、勢いをつけて伸ばしたりすると、筋を痛める可能性があります。ゆっくりと、呼吸に合わせて行うのが重要です。
2. 朝の時間はバタバタしがち
仕事の準備や家族の世話など、朝はとにかく時間がない!という方も多いでしょう。「しっかり時間を取らなきゃ」と思うと、ついサボってしまう原因にもなりかねません。短時間でもOKと割り切ることが大切です。

夜ストレッチのメリット・デメリット
夜ストレッチのメリット
1. 一日の疲れをリセット&心身のリラックス効果
仕事や家事で使って疲れた筋肉をゆっくりとほぐすことで、心身の緊張が和らぎます。特に、肩や首、腰、股関節など、凝り固まりやすい部分を重点的に行うと効果的です。
2. 睡眠の質向上をサポート
体の緊張が和らぎ、リラックスした状態になることで、スムーズに入眠しやすくなり、睡眠の質を高める効果が期待できます。心地よい眠りは、美容と健康の基本です。
3. 体が温まっているため、柔軟性が高まりやすい
お風呂上がりなど、体が温まっている状態で行うと、筋肉が伸びやすく、より効果的に柔軟性を高めることができます。
4. 自分と向き合う時間を持てる
一日の終わりに静かに体と向き合う時間を持つことは、自分を労わる大切なセルフケアになります。今日一日の体の状態を感じながら行うことで、心のリフレッシュにもつながります。
夜ストレッチのデメリット
1. 疲れてサボりがちになることも
一日の終わりにどっと疲れが出て、「もう何もしたくない…」という気分になりやすい時間帯です。ソファに寝転がったら最後、そのまま眠ってしまった…なんてことも。
2. 寝る直前の激しいストレッチはNG
寝る直前に強い刺激を与えたり、激しい動きをしたりすると、交感神経が優位になり、かえって目が冴えてしまうことがあります。夜はリラックス効果を目的とした、静的でゆったりとしたストレッチがおすすめです。

朝と夜どっちがいいの?
結論から言うと、「どちらも良い!」「あなたに合う方が一番!」です。
朝には朝の、夜には夜のメリットがあります。
朝型で、一日のスタートを気持ちよく切りたい、代謝をアップさせたいという方には、朝ストレッチがおすすめです。ただし、無理のない範囲で、ゆっくりと優しく行うことを心がけましょう。
夜型さんで、一日の疲れを癒したい、リラックスして眠りにつきたい、じっくり体を伸ばして柔軟性を高めたいという方には、夜ストレッチがおすすめです。お風呂上がりなどを活用して、心地よい眠りへの準備をしましょう。
もちろん、朝と夜の両方で取り入れるのもおすすめです。
朝は簡単な伸びや深呼吸を取り入れて体を起こし、夜は少し時間をかけてじっくりと主要な筋肉を伸ばす、といったように組み合わせるのも良いでしょう。
一番大切なのは、「続けること」です。
続けるためのヒント
忙しい中でストレッチを習慣にするためのヒントをいくつかご紹介します。
「〇分だけ」と決める
最初から「30分やるぞ!」と気合を入れすぎず、「まずは5分だけ」など、短い時間から始めましょう。短い時間でも毎日続けることが大切です。
「〇〇と一緒にやる」と決める
「歯磨きの後に〇分」「お風呂上がりに〇分」「寝る前にベッドの上で〇分」など、すでに習慣になっていることとセットにすると忘れにくくなります。
完璧を目指さない
「今日は疲れているから、これだけやろう」「この部位だけは伸ばそう」など、その日の体調に合わせて内容を調整しましょう。サボってしまっても、翌日また再開すればOKです。
心地よさを大切に
「痛い!」と感じるほど無理に伸ばす必要はありません。「あぁ、伸びているなぁ、気持ちいいな」と感じる範囲で行いましょう。

朝と夜、それぞれに魅力的なメリットを持つストレッチ。どちらの時間帯を選ぶにしても、または両方取り入れるにしても、一番重要なのは「あなたの体と心に寄り添い、心地よく続けられること」です。
今日から早速、あなたのライフスタイルに合ったストレッチ時間を見つけてみませんか? 毎日数分でも良いので、ご自身の体と向き合う時間を作ることで、きっと心身の変化を感じられるはずです。
カチコチな体とサヨナラして、毎日をもっと軽やかに、もっと笑顔で過ごしましょう!

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