vol.249 脱水症だけではない!
肌や体型にも影響する水のおすすめの飲み方は?

column

2022.08.08

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夏になり、脱水症を防ぐためにもよく「水を飲もう」と言われます。
また、美容法の1つとしても「水を飲むこと」は多く耳にしていて、意識をされている方もいるかと思います。「1日にどれくらい飲むと健康によい」とか「どんな種類の水が美容によい」いう情報も多くあります。

水を飲むことは、乾燥肌で悩む方、むくみで悩んでいる方、なかなか疲れが取れない方はもしかすると水不足が原因の一つかもしれません。また、水を飲むことは、脳梗塞などの大きな病気の予防にも役に立ちます。
体内の水分量は、健康と共に美や若さのバロメータにもなり得ます。
特に肌や髪は顕著で、水分量が減ると、潤いやツヤなどがなくなることで、見た目にも老けた印象を与えてしまうでしょう。

今回は改めて、飲むタイミングや逆効果になってしまう飲み方などをまとめていきます。

水の大切さ。身体を形成している水

私たちの身体にとっていちばん大切な成分は水であるといっても過言ではありません。
それは、人間の身体は半分以上が水分でできているからです。最も水分量が多いのは赤ちゃんで、体重の約80%が水だと言われています。それが年齢とともに失われ、成人になると男性は約60%、女性は約55%、さらに高齢者では約50%と減っていきます。

この体の中の水が担っている役割は、「血液として栄養素や酸素を運ぶ」「尿として老廃物を排出する」「汗を出して体温調整をする」など。

体内の水分量が減るとどうなるの?

こういった体の機能を担っている水が減ると、体の中ではどうなるのでしょうか。

私たちの体は約60兆個の細胞でできていて、その細胞一つ一つが水を内包している状態。
水は体内に吸収されると、血液の一部となって、細胞に届けられていくのですが、水の量が不足すると、血液がドロドロ状態となり、血流が悪くなります。そして、細胞への水分供給が不足し、細胞が脱水状態となって細胞がうまく働けなくなり、様々な不調が起こりやすくなります。

体内の水が不足したら現れる症状

ちなみに、体の中の水の5%が失われると、脱水症や熱中症が現れます。
5%に至るまでには、2%で強い渇きや吐き気、めまいなどが起こり、4%不足すると、脱力感や、イライラ、疲労感、精神不安定など、体だけでなく、心の症状もみられます。

10%で、筋肉が痙攣したり、循環不全が起こり、20%を失うと死に至るとされています。
なので、水分不足にならないように注意が必要なのです。

水が影響する美容

また、水を飲むことは健康だけでなく、美や若さにとっても大切です。
細胞の水が減ることは、皮膚の細胞の水も減ってしまいます。そうすると、肌が乾燥したり、肌荒れ・シワ・シミなどのトラブルが増えてしまうのです。
日々適切な水分摂取を行っていれば、肌の深部にある真皮層が保水力を保ち、適度な発汗にもつながり、肌の新陳代謝が高まったり、外部刺激から守るバリア機能としての皮脂膜も備わると考えられます。

また、体の中に水分が不足すると、体が逆に水分を溜め込もうとしたり血液の循環が悪くなり、むくんでしまいます。

逆に、水をしっかり飲むことで肌の乾燥を防ぐことができたり、むくみの予防にもなります。
また、水を飲むことで便通がよくなることもあります。
水を飲むことで血液の巡りがよくなると、代謝も上がりやすくなり、老廃物が排泄されて、痩せやすい体づくりにもつながってきます。
むくみを気にして水を飲む量を減らす方がいますが、逆効果になることも。
ジュースなどを控えて、水をこまめに飲むことでむくみが防止される可能性もあります。

水を飲むタイミングと量は

このように健康にも美容にも大切な水。
「1日2リットル飲む」というように、ただ多く飲めばいいというわけではありません。
年齢や体質、体格や運動量などにより異なりますが、1日2.5リットルの水が必要と言われています。食事の中などで水分を摂ることを考えると、他に【コップ1杯程度の水を1日に 8~10回こまめに飲む】ことがおすすめです。
また、飲むタイミングは以下を意識しましょう。

① 寝ている間は意外と汗をかくので、寝る前と起床時は飲む
② 入浴中も汗をかくので、その前後に飲みましょう
③ 運動前後など汗をかく前とかいた後に飲むようにしましょう
④ のどが渇いたなと感じる前にコップ一杯の水を飲みましょう

水を飲むときの注意点

注意したい点は、カフェインの入ったコーヒーやアルコールなどは利尿作用があるので、水分を摂っているつもりでも、案外排泄されていることがあります。
他にも糖分が多いジュースを多くとると血糖値をあげることにつながるので、できるだけ控えましょう。
また、冷水は体を冷やすので、できれば常温を心掛けるようにしましょう。冷えがある方は少しぬるま湯で飲んでください。

また、塩分の過剰摂取、体調不良や腎臓の機能が低下している場合、一度に多くの水を飲むと余分な水分が排出されず、体のむくみにつながる場合があるため注意が必要です。水はこまめに少しずつ飲むことを意識しましょう。


人間が生きていく上で、非常に重要な水。
水を飲むことで得られる美容効果に関しては、体質などの個人差もありますが、上手に摂取することで、健康的にも美容的にも効果が期待できます。
ぜひ、今日から意識して水を飲むようにしましょう。

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参考
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html

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