vol.215 季節を感じるライフスタイルを
~夏のスタート、5月の立夏とは~

column

2022.04.25

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ゴールデンウィークを間近に、さわやかな青空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐのを目にしますが、そんなタイミングで迎えるのが「立夏」。
春分の日や秋分の日のように、表立って意識することが少ないので、もしかすると「知らない」、「聞いたことはあっても意識をしたことはない」というような人も多いのではないでしょうか。
今回は、夏の始まりを指す立夏という節気について、まとめていきます。

立夏とは?基本情報は

立夏(りっか)は四季を二十四等分した二十四節気のなかの7つ目の節気です。ここから夏が始まるとされています。「立」という字が新しい季節の始まりを表していて、春の始まりは立春、秋の始まりは立秋、冬の始まりは立冬となります。
暦の上では、立夏から立秋の前日までが夏を指しています。

二十四節気とは

日本には、春・夏・秋・冬の四季のほかにも、季節を表す言葉がたくさんあります。1年間を24等分し、それぞれの季節に言葉をつけたのが二十四節気です。
二十四節気は、小寒・大寒・立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至と分けられていて、立春や春分、夏至などもこの一つ。
この季節の捉え方は、中国からきており、太陽の動きを基に、季節を分けています。ただ、太陽の軌道は一定ではないため、立夏をはじめとした二十四節気の日付は固定されているわけではなく、国立天文台暦計算室により毎年定められています。

立夏はいつを指すの?

前述のように、具体的な日付は毎年異なります。

立夏といっても、立夏に入る日を指す場合と、立夏(二十四節気の第9)から小満(二十四節気の第10)までの約15日間をいう場合があります。
入る日で言うと、立夏は、毎年5月5日から5月6日頃。
今年、2022年の立夏は5月5日ですが、期間としての立夏は5月5日から5月20日です。

立夏の過ごし方と旬の食べ物

気候も安定しており、ゴールデンウィークにあたるので、お出かけにも最適な時期とされてきました。

この時期は季節を感じられるお花もいろいろ咲いています。
この時期に見かけることができるのが藤やツツジ、シャクナゲ、スイートピー、アヤメなど。
紫やピンクの色鮮やかな花を目にすることができるので、ぜひ公園などに出かけてみてはいかがでしょう。

また、この時季ならではの旬の食べ物は、たけのこ、さやえんどう、さやいんげん、新じゃが、新ごぼう、そら豆、にら、らっきょう、ふき、玉ねぎ、初鰹、グリーンピース、なつみかんなど。
他にも、端午の節句の行事食である柏餅や粽(ちまき)、八十八夜の頃に盛んとなる新茶など、初夏の味を堪能してくださいね。

立夏には豊作を願うお祭りもある

立夏は田植えが始まる時期であり、梅雨入り前にも当たるので、豊作を願うお祭りが開催される地域もあります。中でも代表的なお祭りは「御田植神事」。女性や子どもがお祓いを受けた後に、田植えをしたり踊ったりして豊作を祈願するというものです。

夏の始まりの立夏。こどもの日や連休などイベントごとも多い時期ですが、タケノコ狩りや富士祭、つつじ祭りなども開催される時期です。
現代では世の中が便利になったことで季節の変化や天気、気候など自然に関することも、すぐに分かるようになっています。
普段は忙しさのあまり、季節の変化や自然に目を向けることのない人も、今年は少し意識を変えて、小さな季節の変化を見つけてみてください。きっとあなたの1日が、より豊かになることでしょう。
ぜひ、近郊に足を延ばして初夏を感じにいってみましょう。

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