
映画やドラマを見て泣いたあと、気持ちがスッキリしたり、よく眠れた、という経験はありませんか?泣くことは、心や体をデトックスしてくれる作用があります。
目にゴミが入ったとき、目が乾いたときなどの生理反応だけでなく、嬉しいとき、感動したとき、悲しいとき、つらいとき…人は感情が高ぶると涙がこみ上げます。これは感情の高ぶりを落ち着けようとする自然な反応に他なりません。
しかし人前で涙を流すのは恥ずかしかったり、敬遠されたり、「泣く」こと=ネガティブなことと、ついガマンしている方も多いのではないでしょうか。とはいえ涙をガマンするのは体にも良くありません。
泣くことは心身共にメリットがあり、美容の面でも活躍するのです。特に涙の中でも感動して出る涙は「カタルシス効果(浄化作用)」があると言われています。
泣くタイミングがないという方も、自宅でひとり映画を見ながら…なら思いっきり泣くことができます。
秋の夜長に「涙活(ルイカツ)」始めませんか?

人はなぜ泣くのか?涙の役割は?
人が泣くとき、涙を流すときは、大きくは3種類に分けられます。
まず1つ目は、目の機能を保護するためのもの。
瞳は常に潤いを保っており、目を使いすぎると疲れてかすんで見えたりします。涙は目の表面に潤いを与え、乾燥を防ぎ、目に酸素を補給する役割があります。
2つ目は、外部からの刺激によるもの。目にゴミが入ったときや、タマネギを切ったときなど、刺激を洗い流すために出る涙です。
そして3つ目は、感情が高ぶったときに出るもの。最近の研究によると、特に感動したときに出る涙は、心や体をデトックスするはたらきがあることが分かっています。
涙のデトックス作用
泣くこと、涙を流すことはどのようなメリットがあるのでしょうか。デトックスとは具体的にどのような点から言われているのでしょうか。
涙を流すことのメリット①コルチゾールの排出
ストレスを受けると、脳では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれ、増えすぎると、うつ病や不眠、生活習慣病を引き起こす一因にもなってしまいます。
しかし涙を流すことで、コルチゾールが一緒に体外に流れ出てしまうのです。涙の成分を調べた実験では、コルチゾールがふくまれていることがわかりました。
コルチゾールを排出することで、ストレスが緩和された 脳は、リラックスした状態になります。これには睡眠と同等の効果があると言われています。

涙を流すことのメリット②マンガンの排出
骨を作ったり、代謝や消化を助けるミネラル「マンガン」は、玄米やナッツなどに多くふくまれています。人体が必要とするマンガンはごく微量ですが、逆にマンガンを摂りすぎると、イライラしたり不安を招くことも。
一方で涙はマンガンをたくさんふくむことが分かっています。つまり涙を流すことでマンガンを排出し、イライラや不安を防いでいるのです。
涙を流すことのメリッ ト③エンドルフィンの分泌
人は強い痛みを感じたときにも涙が出ます。この時の涙には「エンドルフィン」というホルモンが多く含まれています。
エンドルフィンは気分を高揚させたり、幸福感をもたらし、同時に鎮痛作用があります。痛みを緩和させるために涙を流すのです。
涙を流すことのメリット④自律神経の 調整
人は活動するときに交感神経が優位にはたらき、反対に休息するときには副交感神経が優位にはたらいています。
しかし強いストレスや生活習慣の乱れにより、交感神経・副交感神経の切り替えが上手くいかなくなることがあります。悪化すると「自律神経失調症」となり、日常生活にも支障が出たり、さらにうつ病や別の病気を招くことにつながります。
現代人に多いのは交感神経がはたらきっぱなしになってしまう状態です。これを簡単に戻すには、泣くことが効果的と言われています。
涙を流す器官である「涙腺」は副交感神経のコントロール下にあるため、泣くことで副交感神経が活発になるのです。
副交感神経が最も優位になるのは寝ているときですが、寝ているときと同じくらい副交感神経がはたらくのが泣くとき。
感動して涙を流すときは、交感神経から副交感神経に入れ替わり、脳がリラックスされるのです。

このように涙を流すことで、体と心から不要なものをだすことで、ホルモンバランスが整うと、肌のコンディションも変わってきます。
悔し涙や悲しい涙ではなく、ポジティブな感動の涙を流しましょう。
秋の夜長に映画や読書で思いっきり涙を流すのはいかがでしょうか?
映画や書籍の展開される世界に感情移入することで、我慢していた感情を自然と解き放つことができます。
そうして泣いた後は、カタルシス効果によって悲しみや苦しみが浄化され、清々しい毎日の一歩になることでしょう。

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