
腸内細菌の存在は多くの方がご存知かと思います。
腸内細菌のバランスを保つように、日々意識をされている方もこの記事を読まれている方には多いはず。
この菌は、腸内だけでなく、皮膚にも常在菌がいて私たちのストレスフルな外的刺激などから守ってくれていることはご存知でしょうか?
女性の方の多くはキレイ肌を維持したいはず。
でしたら、ぜひ、この肌の菌の存在を知っておくことをお勧めします。
肌に住む「常在菌」は、美肌にも大きな役割を果たしていると言われます。常在菌を味方につけて、健康な肌を導くにはどうしたらよいのでしょうか?

肌に住んでいる常在菌の種類
近年の研究で、皮膚にも細菌が住んでいることが分かりました。
人の肌(皮膚)は、体重の16%を占める、いわば巨大な臓器。肌には、腸の次に多くの細菌が住んでいます。
中でも数が多く、肌の状態に影響を与えやすい3種について、紹介しましょう。
肌に住んでいる善玉菌「表皮ブドウ球菌」
表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂を養分に、グリセリンや脂肪酸を作り出しています。グリセリンは肌のバリア機能やうるおいを保つものです。
脂肪酸は、肌を弱酸性に保ち、抗菌ペプチドを作り出しています。抗菌ペプチドが一定数存在していることで、黄色ブドウ球菌の増殖を抑えます。
肌に住んでいる日和見菌「アクネ桿菌(アクネ菌)」
アクネ桿菌(アクネ菌)は、毛穴や皮脂腺を住みかにしており、皮脂を養分にプロピオン酸や脂肪酸を作り出します。
プロピオン酸は脂肪酸と同様、肌を弱酸性に保つはたらきがあります。肌を弱酸性にすることで、病原菌の増殖を抑え、肌を守っているのです。
しかし何らかの原因で皮脂の分泌量が増えたり、毛穴がふさがってしまうと、アクネ桿菌が過剰に増殖し、炎症を引き起こします。これがニキビです。
※日和見菌(ひよりみきん)とは…普段は善玉菌のようなはたらきをしているが、菌のバランスが崩れると悪玉菌のようなはたらきをしてしまう菌のこと。
肌に住んでいる悪玉菌「黄色ブドウ球菌」
黄色ブドウ球菌は、普段は無害ですが、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖し、皮膚炎などを引き起こします。傷を化膿させたり、悪化させることもあるので、適切な処置が必要です。
また、アトピー性皮膚炎と関連があると言われています。

常在菌を味方につけるスキンケアとは?
常在菌はそれぞれが絶妙なバランスを取っています。どれかを排除すればよい、というものではなく、適度なバランスを維持することが大切。
肌が清潔なのは良いことですが、抗菌ケアなどは常在菌のバランスを崩してしまうおそれがあります。では、どんなケアがふさわしいのでしょうか?
常在菌を味方につけるスキンケア①保湿
常在菌はうるおいのある環境を好みます。乾燥肌には生息しにくくなります。紫外線や冷暖房でも肌は乾燥しますので、梅雨時や夏でも保湿ケアを怠らないようにしましょう。
また、常在菌が好む栄養素をふくむスキンケアを取り入れるのも良いでしょう。
常在菌を味方につけるスキンケア②紫外線予防
常在菌は紫外線に弱いので、日焼け止めなどで紫外線対策が必要です。あまり肌をこすると、常在菌を弱らせてしまいますので、やさしく押さえるように塗りましょう。
常在菌を味方につけるスキンケア③洗いすぎない
洗いすぎ・こすりすぎは、常在菌の環境を壊してしまいます。同時に肌の乾燥を引き起こすことも。洗浄力が強すぎる洗顔料は避け、良く泡立てて、肌をやさしく包むように洗いましょう。
まったく洗わずにいると、悪玉菌が繁殖してしまう原因を作ります。適度な殺菌が必要です。

常在菌を味方につけるスキンケア④生活習慣
常在菌がバランスよく生息するには、日々の生活も大切です。質の良い食事や睡眠を心がけましょう。ストレスをため込むのもNG。
特に食物繊維や発酵食品が肌の常在菌に良いと言われています。これらは腸内細菌のバランスを整えるにもオススメの食材です。意識して摂取し、体の中から美肌を目指しましょう。
睡眠不足やストレスが溜まった状態になると、新陳代謝や血行が悪くなり、肌の環境バランスが崩れてしまいます。

常在菌を味方につけるスキンケア⑤メイクグッズのお手入れ
意外と見落としがちですが、メイクのときに使うパフやスポンジ、チップ、ブラシなどのお手入れも必要です。
肌にふれたときに常在菌がメイクグッズに移り、そのまま放置している方もいるのではないでしょうか。そのままメイクグッズの表面で常在菌が繁殖しているかもしれません。
メイクグッズは定期的に洗って、清潔な状態を保ちましょう。
美肌のために菌活スキンケアを始めよう!
保湿や紫外線対策、肌をこすらず、やさしく洗うなど、これらはよく言われるポイントです。肌の常在菌の生態を考えると、まさに理にかなっていることが分かります。
常在菌のバランスを整えるには、日々の生活スタイルを整えることも大切!
菌活スキンケアとストレスのない生活を心がけ、健康的な美肌を目指しましょう!

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