vol.092 ヘアドネーションとは?
髪の毛を活かして、世界の子供たちへの社会貢献を

column

2021.04.19

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ヘアドネーションをご存知ですか?

「ドネーション」とは、「寄付」という意味。つまりヘアドネーションとは、髪を寄付することです。寄付された毛髪で医療用ウィッグを作り、無償で提供しているのです。

「ヘアドネーションをやってみたいけど、どうしたらいいかわからない。」
「自分の髪がヘアドネーションに使えるのかどうか、わからない。」

など、少しでもヘアドネーションに興味を持ってくださった方へ、ヘアドネーションの疑問にすべてお答えします!

ヘアドネーションとは?

ヘアドネーションとは、アメリカで始まった慈善活動です。切った髪でウイッグ(かつら)をつくり、メディカル・ウィッグ(医療用ウィッグ)を提供しています。
日本では2009年にあるNPO法人がスタートをさせ、今では扱っている法人が複数あります。

ヘアドネーションを申し込める対象は

このメディカル・ウィッグを利用できるのは、18歳以下の子どもと決まっており、小児がんや事故などが原因で、頭髪に悩みを抱える子どもを対象にされています。
申し込みや利用に費用はかかりません。

ウィッグができる期間はどのくらい?

生まれた当初は認知度の低さから髪の毛の寄付が少なく、最初のウィッグを提供するまで4年を要していたんだとか。
そこから有名人が寄付をしたことで、知名度があがり、現在では、メディカル・ウィッグを申し込んでから、数か月~半年、長くても1年ほどで出来上がるようになってきています。

一人の髪でひとつのウィッグができるのか?

ひとつのメディカル・ウィッグを作るためには、30~50人のヘアドネーションが必要。
その理由は髪の毛の長さが全部同じでなく、短い髪の毛も混ざっているからだそう。
たくさんの子どもにできるだけ早くメディカル・ウィッグを届けるには、少しでも多くの寄付や、協力が必要です。

ヘアドネーションをするときの条件

ヘアドネーションをするには、ブリーチやパーマをしていない髪、クセっ毛はNG…といったイメージがありませんか?
ですが、実際はお人形のような、まっすぐな黒髪でないといけない、という決まりはありません。ブリーチやパーマをした髪でもOK。白髪やグレイヘアでも大丈夫です。

程度が軽ければダメージヘアでもOK。ただし、軽く引っ張るとちぎれたり、切れてしまう程ダメージが強い髪はダメ。

年齢や国籍、性別も問いません。海外からのヘアドネーションも受け付けています。

ヘアドネーションをするには、31cm(12インチ)以上の長さが必要です。女の子のロングヘアウィッグには、50~60cm以上の長さが必要。
寄付用の髪の長さが60cmということは、実際にはそれ以上に伸ばさなければいけません。

60cmのヘアドネーションをしても十分なくらいまで伸ばしたことがある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください!

ヘアドネーションをする方法

ヘアドネーションをするときは、次のような流れで行います。
① 寄付する髪は、美容室・サロンでカットするのがおすすめです。サロンによっては、ヘアドネーションを受け付けていないお店もあります。
予約時にヘアドネーションしたい旨を伝え、あらかじめ対応しているかどうか、確認しましょう。
② 寄付する長さを決めます。先ほども記載したように31㎝以上が必要となります。
③ 寄付する髪は、小さい毛束に分けてゴムで結び、結び目の1cm上をカットします。
④ カットした髪は持ち帰り、自分でNPO法人へ必要書類とともに発送します。

注意したいのは、発送する髪が完全に乾いている必要があります。髪が濡れていると、雑菌が繁殖したり、カビが生えたりする原因になってしまい、ウィッグ素材として利用できません。
シャンプーの後にドライヤーで乾かした髪は、意外と髪の内部に湿り気が残っているもの。ですので、 必ずシャンプー前の乾いた髪をカットしてもらいましょう。

NPO法人によっては、 自分でカットした髪でも寄付を受け付けているところもあります。寄付する先によって、それぞれ細かな規定がありますので、事前にチェックしてくださいね。

ヘアドネーションについて、お分かりいただけましたか?
いつもはカットして捨てられてしまう髪が、子どもたちの髪になって生まれ変わるなんて、素晴らしい活動ですね。
まずは興味を持つことから。興味を持ったら、ぜひ行動に移しましょう!子どもたちの笑顔が待っています。
一生に一度くらい、挑戦してみませんか?

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