vol.065 女性に嬉しい美肌パワーと驚くべき不老長寿の伝説を持つ、スーパーフード「クコの実」とは

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2021.02.02

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クコの実をご存知ですか?
あまりなじみがない方でも、杏仁豆腐の上に乗っている赤い木の実を見たことはあると思います。柔らかくて、噛むと甘酸っぱさが口の中にじんわり。
これがクコの実です。

英語では「ゴジベリー」「ウルフベリー」などとよばれ、中国では「不老長寿の薬」として親しまれているんだとか。

世界のセレブもその美容効果に注目しているというクコの実。
あの小さい一粒になんと100種のビタミン・ミネラルを含む、まさにスーパーフード。

クコの実とは一体何なのでしょう?クコの実の栄養や、クコの実についてご紹介します。

クコの実とは?

クコの実とは、クコの木にできる果実です。クコはナス科の低木で、アジア原産といわれています。冬には葉が落ちる落葉樹です。

夏から秋、ナスの花によく似た薄紫色の花をつけます。可憐な花をつけたり、赤い実がたくさんぶらさがる様子はとても可愛らしく、園芸用にも人気。

虫害や病気、乾燥に強く、挿し木や株分けで簡単に増やせるなど、栽培も比較的やさしいうえ、体に良い実をつけることから、アジアだけでなくアメリカなど海外にも広まっています。

クコの実を食べるとこんな嬉しい効果が

スーパーフードとして世界で愛用されているクコの実ですが、
主な効果としては

・美肌・美白効果
・血行促進による冷え性改善
・貧血予防
・疲労回復・滋養強壮
・ホルモンのバランスを整える
・ダイエット
・目の疲れ・視力低下の改善・白内障、緑内障などの眼病予防

など女性にとって嬉しい効果が。
小さい粒ですが、栄養豊富なので 美容や健康にマルチに働いてくれるのです。

クコの実の栄養

ただ食べられるというだけではなく、クコの実には栄養もたっぷりふくまれています。それぞれ、どんなパワーを秘めているのか、見てみましょう!

クコの実には、100種のミネラル・ビタミンが含まれていると言われています。
主には、βカロテン・ビタミンB1・B2・C・アミノ酸・ルチン・べタイン・鉄分・カルシウム・食物繊維・ポリフェノールなど美容や健康に効く成分がたっぷり。

他にも、酸保湿効果があるので、化粧品に配合されているアミノ酸の一種であるベタインという成分や、
目の調子を整えてくれるゼアキサンチン、
腫瘍の活動をおさえる働きが認められているフィサリンという成分などもあの小さい一粒に含まれているのです。

クコの実の有用性

クコは古くから日本各地、中国各地で栽培されてきました。
その理由はクコの有用性にあります。
葉や果実だけでなく芽や茎も食べられますし、根は漢方薬として用いられ、
無駄なところがないのです。

漢方薬としてのクコの実

クコの実は「枸杞子(くこし)」と呼ばれ、漢方薬にも使われます。
滋養強壮の目的で服用されることが多く、薬膳料理にもよく登場します。
おかゆ、鍋に使われているところを見たことがある 方もいるのではないでしょうか。

血圧や血糖値を下げる、脂肪肝をふせぐ、気分を高める、視力低下をふせぐ、足腰のだるさを改善する、乾燥性のカラ咳などにはたらきます。胃腸が弱い人や冷え性の人には合わないこともあるので、注意が必要です。

目によいので「食べる目薬」と呼ばれることも。
クコの葉は「枸杞葉(くこよう)」と呼ばれる生薬のひとつです。動脈硬化を予防し、血圧を低下させる作用があります。葉を乾燥させてクコ茶として摂取することも多いです。

クコの根は「地骨皮(じこっぴ)」と呼ばれる生薬のひとつ。抗炎症作用、解熱作用、強壮、高血圧低下などのはたらきがあります。

「清心蓮子飲(せいしんれんしいん・排尿異常に使われる)」や、「滋陰至宝湯(じいんしほうとう・呼吸器系の病気に使われる)」という漢方薬に配合されています。

クコの実の活用法は

中国では今でも家庭に常備される食材のひとつ。葉を乾燥させてクコ茶にしたり、実を酒に漬けこんで果実酒にしたりします。

日本ではドライフルーツとして知られるクコの実ですが、もちろん生でも食べることができます。
杏仁豆腐やヨーグルトにトッピングしたり、バターケーキに刻んでいれるのもおすすめですが、
最近ではサラダとしてトッピングすることも多いようです。

他にも
ジュースやスムージーに混ぜる
ヨーグルトやグラノーラに混ぜる
おかゆに混ぜる
お茶に混ぜる
参鶏湯などのようなスープに混ぜる
など様々なアレンジができるのも魅力的。

このように普段の食事にさりげなくアクセントとして使える食材です。

クコ飯と南光坊天海

南光坊天海とは天台宗の僧侶で、徳川家康の側近として江戸の都市設計をした人物です。家康の死後「東照大権現」という名を考えたのは南光坊天海で、その後も秀忠、家光と三代将軍に仕えます。

まさか三大 将軍に仕えるなんて、いったいどれだけ長生きだったの?冗談でしょ…と思ったあなた。それもそのはず、南光坊天海は100歳をこえる長寿だったのです。しかも、長寿の秘訣が「クコ飯(くこめし)」だったというから驚き。

クコ飯とはクコの葉を煮つけ、炊きたてのご飯と混ぜ合わせたもの。クコの持つ栄養がすばらしいからこそ、長生きできたのかもしれませんね。

不老長寿の妙薬と親しまれ、現在でもスーパーフードと呼ばれるクコの実。あなたの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

1日3~10粒を目安に食べるといいそうです。お買い物へ行ったときは、乾物コーナーやドライフルーツコーナーをチェックしてみてくださいね。

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