
鏡を見るたびに目の下のクマが気になりませんか?
あるだけで老けて見られたり、疲れているように見えたりと、印象が変わってしまう目の下のクマ。
しっかり寝ているのにクマが消えない、アイクリームなどいろいろ試しているけれど改善しないという方もいるかもしれません。
一言でクマと言ってもいくつか種類があり、原因も異なることをご存知でしょうか?
自分の目の下のクマの原因を知ることで、クマの改善や予防をすることができます。

あなたはどのタイプ?目の下のクマの種類
クマと 一口に言っても「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」「赤クマ」の4種類があります。
クマの種類によって原因が異なり、その対策法にも違いがあります。ですから、クマをケアするには、まずは自分のクマがどのタイプなのかを知ることが大切!
茶クマ
目の下が茶色くくすんで見えるのが、茶クマです。茶クマの主な原因は、メラニンによる色素沈着で、これは頬などにできるシミと同じです。皮膚への刺激や紫外線の影響でできたりします。
特に目の周りは顔のほかの部分に比べて皮膚が薄く、とてもデリケート。そのため、メイクを落とす時にゴシゴシとこすったりすると色素沈着が起こりやすくなります。
青クマ
青クマの主な原因は、目の周りの血行不良によるものです。
目の周りには多数の毛細血管があります。通常、毛細血管を流れる血液は 鮮やかな赤色ですが、冷え、生活習慣の乱れ、寝不足やストレス、疲労などが原因で血中の酸素が少なくなると黒く変色します。黒っぽい血液が流れる毛細血管が、目の下の薄い皮膚から透けて見えることで、青クマとなって現れます。
一般的に「クマ」と聞いて思い浮かべることが多いクマは、この青クマであることがほとんどです。
黒クマ
黒クマは、加齢やコラーゲン不足などによる目の下のたるみやくぼみによる「影」が原因でできるクマ です。
私たちの目には 、目を開閉する眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉や目元の靭帯がありますが、加齢とともに劣化すると支えきれなくなった皮膚がたるみ、目の下がくぼむことがあります。その皮膚のたるみやくぼみが影を作り、黒クマとなります。
加齢の他に、乾燥や紫外線によるダメージによって肌のハリや弾力が失われることや、
スマートフォンやパソコンの使用で目を常に酷使し眼精疲労やまばたきの回数の減少によって、筋肉が衰えてしまうことも黒クマが発生する要因の1つとも考えられます。
赤クマ
赤クマは、目の下側の脂肪である「眼窩脂肪」により、目を閉じる筋肉である眼輪筋が圧迫して押し出され皮膚が透けて赤く見える状態です。
ふくらみのある皮膚が伸びてしまうと、老け顔や疲れ顔に見えてしまうことが特徴です。

目のクマを解消する方法は
上記のように、クマの種類によって原因が違うので、ケアの方法も変わってきます。
茶クマは保湿と美白ケアを
色素沈着でできている茶クマの改善には、肌のターンオーバーを促してやることが大切です。
美白ケアと併せて、目の周りは皮膚が薄いので保湿ケアを丁寧に行うのがおすすめです。
また、目の周りをゴシゴシこする癖がある方は、控えるようにしましょう。
青クマは血行改善を
青クマは血流が悪くなってできるため、睡眠をしっかりとったり、目の周りのツボ押しなどで、マッサージを することにより血行改善が大切。
お風呂で体を温めたり、スマートフォンやパソコンの長時間利用を避けるなども行うようにしましょう。
黒クマのケアには筋肉を鍛えること
黒クマの改善には、筋肉を鍛える表情筋のトレーニングを行うようにしましょう。
目をぎゅっと閉じて3~5秒キープ、そしてそのあと大きく開いてまた3~5秒キープというエクササイズを数回行ってみてください。
赤クマは青クマと同じく血流改善を
赤クマは青クマ同様、血行不良に気を付けましょう。なので、入浴やマッサージなど行ってみてください。
茶クマ以外は体の内側のケアが大切
このように、茶クマ以外は体の内側のケアが大切。
東洋医学では瘀血(おけつ)体質に当てはまっていたり、血の巡りが悪くなって滞っている状態。
血の巡りをよくすることで、筋肉も作られやすくなるので、青クマ・赤クマだけでなく黒クマも改善しやすくなります。
入浴やマッサージなどと共に血をドロドロにしやすい油っぽい食事を控え、
血をきれいにする青魚や梅干し、レモンなどの柑橘類に含まれる「クエン酸」は、血液の酸化を抑制し、血行を良くする効果が期待できます。
また、唐辛子やシナモンといったスパイス類は体を温めてくれるのでおすすめです。
目のツボ押しも有効なケア
血の巡りをよくするといわれている複数のツボがあります。
・晴明(せいめい):目頭の内側のくぼんだ部分にあるツボ
目の血流を改善するツボと言われていて、視力を回復させて目の疲れや充血、目のかすみを改善する効果があるとされています。
・四白(しはく):瞳の中心の真下で、頬骨の下のくぼみにあるツボ
目の充血、目のかゆみ、目の痛みの他にめまいや頭痛などに効果があると言われています。
・瞳子髎(どうしりょう):目尻の少し外側の、くぼみにあるツボ
眼痛や頭痛などに効果があると言われています。
親指か人差し指の腹をツボに当てて、それぞれ5秒間を目安に押していきましょう。ゆっくり息を吐きながら、気持ちいいくらいの力で押してみましょう。力を入れすぎたり強くこすったりすると、肌にダメージを与える可能性があるので注意してください。

マスクをしていても目元は必ず出ているので、目元の印象はかなり大切。
それぞれのクマに合ったケアを続けることで改善と予防をしていきましょう。
中には体の内側の病気が原因でクマが発生することもあるので、違和感がある方は病院で一度相談をしてみましょう。
クマのない目元で、いつまでも若々しい美しさを手に入れましょう!

3種のキャリアオイルが、髪と地肌を健やかに整え、褪色を抑えます。
柔らかい仕上がりに。
recommended posts
-
vol.291 年の初めの縁起物。「おせち」に込められる日本の文化とこころ
2022.12.22
-
vol.478 「後ろ姿」にも年齢がある!背中をケアして若くてきれいな後ろ姿美人になろう
2024.12.03
-
vol.212 「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の違いとは?それぞれの特徴を詳しく解説
2022.04.15
-
vol.308 口と鼻どちらで呼吸をしていますか?疲れが取れない、風邪をひきやすいのは口で呼吸をしているからかも!?
2023.02.20
-
vol.129 唇の乾燥を防いでぷるぷるな唇を!オーガニックのリップクリームがオススメな理由とは!?
2021.08.11
-
vol.455 未来のために、子どもへの投資を。「こども食堂」の現状やメリットと抱える課題とは
2024.09.11
-
vol.342 梅雨のジメジメで起こる梅雨だる!梅雨だるを吹っ飛ばすための睡眠の大切さ
2023.06.14
-
vol.159 体の中心にある骨盤の役割は?骨盤のゆがみを整え、自分自身を整えよう
2021.11.04
-
vol.061 寒さが本番を迎える時期にオススメ!陰陽五行から考える冬の養生食
2021.01.19
-
vol.291 年の初めの縁起物。「おせち」に込められる日本の文・・・
column | 2022.12.22
-
vol.478 「後ろ姿」にも年齢がある!背中をケアして若くてき・・・
column | 2024.12.03
-
vol.212 「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の違いとは?そ・・・
column | 2022.04.15
-
vol.308 口と鼻どちらで呼吸をしていますか?疲れが取れない・・・
column | 2023.02.20
-
vol.129 唇の乾燥を防いでぷるぷるな唇を!オーガニックのリ・・・
column | 2021.08.11
-
vol.455 未来のために、子どもへの投資を。「こども食堂」の・・・
column | 2024.09.11
-
vol.342 梅雨のジメジメで起こる梅雨だる!梅雨だるを吹っ飛・・・
column | 2023.06.14
-
vol.159 体の中心にある骨盤の役割は?骨盤のゆがみを整え、・・・
column | 2021.11.04
-
vol.061 寒さが本番を迎える時期にオススメ!陰陽五行から考・・・
column | 2021.01.19