vol.041 「アーユルヴェーダ」を知って暮らしと生き方を見直そう<後編>

column

2020.10.29

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前回、アーユルヴェーダとはどういったものなのか、またその中で人の体には3種類のタイプがあり、タイプによって、体の状態やケアの仕方をみてきました。

少し、前回の復習をすると、アーユルヴェーダでは、この世に存在する全てのものは、【地、水、火、風、空】の5つの自然のエネルギーでできていると考えられていて、そこから派生したのが、人が持つ3種類のタイプ。

「ヴァータ(空元素・風元素)」
「ピッタ(火元素・水元素)」
「カパ(水元素・土元素)」

この世の中全てのものにこういう自然のエネルギーが存在しているので、味覚にも5つの元素が組み合わさっていたり、食べ物にもドーシャがあったり、季節や時間にもドーシャがあると考えられているのです。

季節と時間でドーシャを考える

時間というおおきな枠で考えると、ドーシャは以下のように示されます。

1年で考えると
春=カパ
夏=ピッタ
秋冬=ヴァータ

1日でいうと
6~10時=カパ
10~14時=ピッタ
14~18時=ヴァータ
18~22時=カパ
22~2時=ピッタ
2~6時=ヴァータ

このように、季節も1日の時間さえも3つのタイプに分けられるのです。
この時間の特性を意識しながら生活をすると、体調も効率よく過ごせるようになると言われています。

例えば夜のピッタタイム(22~2時)であれば、エネルギーが高い活動の性質を持ちます。
この時間に、代謝や新しい細胞を作るためにエネルギーを使えると体の回復にそのエネルギーが使えるのです。そうすると体の回復やアンチエイジングに最大限エネルギーを使えるということなのです。

味覚でドーシャを整える

私たちの辛いと感じたり甘いと感じるような味覚。
この味覚は、自然の5元素で分けられています。

辛味=火・風の性質を持ちます。体を温め発刊を促してくれます。ピッタ体質には要注意。
   唐辛子や玉ねぎ、にんにく、ショウガなどが当てはまります。

甘味=地・水の性質を持ちます。疲れを癒し、活力を与えてくれます。神経過敏を鎮めたりしてくれます。はちみつや牛乳など。カパ体質は摂りすぎると肥満になるので要注意。

苦味=風・空の性質を持ちます。冷却作用があり、夏場や疲労におススメ。過剰摂取は頭痛やうつを引き起こすこともあります。緑黄色野菜、コーヒーなど。

酸味=地・火の性質を持ちます。体を温め、知性を増大させてくれます。レモン、チーズ、ヨーグルトやトマトなど酸味の強い野菜・果実などです。

渋味=風・地の性質を持ちます。安定感をもたらします。体を冷やすため、ヴァータ体質の方が過剰に摂ると便秘や不安感が強くなるケースがあります。豆類やブロッコリーがあてはあります。

塩味=火と水の性質を持ちます。体を温めたり、モチベーションを高めてくれたりします。過剰になると、ほてりや高血圧を招きます。外食や加工品に注意です。

こういった味覚を意識して食事を考えるのも面白いのでは?
では、次に、それぞれのタイプに合った食事をみていきましょう。

それぞれの体質に合った食事とは

ヴァータ体質の人に合う食事とは

エネルギーが不足しがちなヴァータ体質の人には、なるべく生野菜や冷たい食べ物をさけて、熱を通したり、油で炒めたりした食事をとるのがおすすめ。
食事をとるときも慌ただしくせず、気分をリラックスさせて、ゆっくりといただくことが大切です。

例えば、熱を通した温かい、油気のあるもの。鍋料理やスープ・シチュー料理がおすすめです。甘味、酸味、塩味の多いもの。温めた牛乳、チーズ、ヨーグルト。熟して果汁の多いフルーツ、あるいはフルーツジュースなど。
スパイスは、ショウガ、コショウ、シナモン、ナツメグなど。
逆に、乱すものは生野菜、ナス科の食べ物(ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、唐辛子など)。ドライフルーツ。
また、ヴァータはバランスを崩しやすいため、お勧めのものも過度に食べ過ぎるのは控えましょう。

ピッタ体質の人に合う食事とは

ピッタ体質の人は、身体の中で熱い炎が燃えているイメージ。消化の火も強く、また食欲も旺盛な場合が多いですが、一方でピッタ体質の方は消化器疾患に罹りやすいとされています。
バランスを重視するアーユルヴェーダの考え方では、ピッタ体質の人には身体を冷やす食べ物、甘味、苦味、渋味、重さ、乾性のものがいいとされています。
また熱の属性のある食材や辛いスパイスなどは控えた方がよいとされ、塩分の多い食事も
ピッタを増やします。

具体的には、ピッタ体質の人に向いている食べ物は、リンゴ、ベリー類、ブドウなどの甘味の多い果物。ブロッコリー、アスパラガス、ルッコラ、ホウレンソウ、じゃがいも、レンコンなどや緑黄色野菜など。
逆に、ピッタ体質の人に向いていない食べ物は、塩分の多い食べ物(醤油、味噌、塩など)。
酸味、辛味の強い食べ物、肉類、卵、揚げ物。ナッツ類、ゴマ油、唐辛子、ニンニク、生タマネギなどがあります。

カパ体質の人に合う食事とは

カパ体質の人は、消化や体質がゆっくり。太りやすい傾向が多いため、特に食事の量や内容には気をつけていく必要があります。
より活力みなぎる生活をしたい場合には、代謝を活性化させて体を温めるようなスパイスを使った食事をゆっくりと時間をかけてとることが勧められます。
なるべく苦味や渋味、辛味を重点的に、炒めたり、温めたりした食事をとることが大切とされます。また甘味や酸味の強い果物、水分を多く含んだ果物はさけ、渋味や乾燥したものを とることが望ましいでしょう。

具体的には、苦い葉物、ハーブ類や温野菜。サラダの場合はスパイスをかけたもの。
豆料理、豆腐、豆乳。豆類、インゲン豆、レンズ豆。
スパイスは、ショウガ、レッドペッパー、コショウ、コリアンダー、フェヌグリークなど全般お勧めです。動物性では、鳥肉、非加熱のはちみつなども。
逆に向いていないのは、塩分の多い食べ物(醤油、味噌、塩など)。
肉類、卵。揚げ物。乳製品。脂っこい食べ物。冷凍食品。
ココナッツ油。ナッツ類などがあります。

食事のタイミングも大事

その人が持つタイプによって食事(食品)との相性 をみてきました。

ですが、どんなに質が良く、栄養価の高い食事であっても、消化吸収が適切に行われなければ、食事の本質的な意味は失われてしまいます。
食事をする際に、考慮しなければならないこととして、個人の消化能力と消化や代謝のサイクルがあります。

気を付けたいところは次の5つ。

①食事は、空腹時にすること
②食べ過ぎも、食べなさ過ぎも避ける。(胃に少々の余裕を持たせる)
③ながら食いをせず、食事を味わって美味しく食べる
④心地よくリラックスした環境と、正しい姿勢で食べる
⑤食事中および前後に、水を大量に飲まない

食べたものを消化し、吸収する力が正常ならば食べ物は身体の栄養になり、不要物は汗や尿便として排泄される。
食べ物が適正に活用できずに未消化物が生まれると不調になるとアーユルヴェーダでは考えられています。
ぜひ上記の5つを意識してみてくださいね。

食材の性質だけでなく、料理中や食べるときの心の状態も重要だとアーユルヴェーダでは教えてくれます。
おススメや避けたいものなどいろいろありますが、「これは食べちゃダメだ」や「この時間に食べなきゃ」という強い気持ちは食事する楽しみを薄めてしまうかもしれませんし、一緒に食事できる相手がいなくなってしまうかもしれません。
自分に合った食べ物を見つけること、心身の調子が整う食事のしかたを確立することが健康への第一歩ではないでしょうか。

ぜひ、新鮮な食材を楽しみながら料理し、自分の感覚を信じて喜びと感謝の気持ちで食事をしてみましょう。

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